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あなたは何も間違えていない

10年以上前、子宮筋腫に悩まされていた頃、私はそのことについて人に相談することもなければ、話すこともほとんどありませんでした。

なぜ話さなかったのか?

今となっては当時の心理を正確には思い出せないのですが、まず一つ言えるのは、弱みを見せたくなかったということ。

もう一つもそれと似ていますが、自分自身、子宮筋腫という現実を本当には受け入れていなかったのだとも思います。

私はその頃、植物療法士の資格を取ったり、ヨガを熱心にやっていたりして、ウェルネスについて伝えることを少しずつやり始めていました。そんなふうに伝えている本人が子宮筋腫を持っていて、しかもその症状を改善できていないなんて、あってはならない(と当時の自分は思っていました)…だから、子宮筋腫になったことも、それがよくならないという現実もどこかで否定していたし、人に気づかれないところで対処して涼しい顔をしていたかったのだと思います。

これを書いていると、当時の私の必死な声がまた聞こえてくるようです。

「おかしい」

「こんなわけない」

「これだけいろいろやっているのに、何が足りていないの?」

「私は何を間違えているのだ?」


今、私は、あの頃の私に言ってあげたい。

あなたは何も間違っていない、って。

そして、抱きしめてあげたい。

一所懸命ケアしているのにちっともよくならなくてつらかったね、って。


あの頃の私が必要としていたのは、自分を受け入れること、そして自分を愛することだったのだと今は思います。

でも、当時の私はわからなかったのです。

自分を受け入れるってことも、自分を愛すってことも。

そういうことを書いている本は山ほど読んでいたので知識としては知っていたんです。

そして、やっているつもりでもいました。

でも、やり方が違ったというか、見えていなかったことがあったというか、とにかく知ってはいたし、やっているつもりだったけれど、できてはいなかったのでした。


そんな過去の経験があるので、今回のSpirit of a Womanの最新動画、いず美ちゃんの話に感動しまくった私は目に涙をちょいちょい溜めています。

ばりばり生理現役で、特にトラブルがない人も、何らかのチャレンジを抱えている方も、更年期だったり閉経後の人も、子宮を取った経験をした人も、みんな自分を愛したいだけ、自分を理解したいだけ。ただ、そのやり方がわからないだけ。だから、その方法(見方や選択肢)を伝えたいのだ、といういず美ちゃんの思いはまさにSpirit of a Womanの思い。

いず美ちゃんの話を聞けば聞くほど、そして、Spirit of a Womanとして活動をすればするほど、若い頃、笑顔を振りまいているその下でいつも「一人で何とかしなければ」と必死になっていてしんどかった自分にSpirit of a Womanのような場所があったらよかったなっていつも思うんです。

だから、今、そういう場を作るスタッフの一人であれていることを、心から嬉しく思います。

生理を整えるワークショップ 30 Days in Cozumel Island」の受付締め切りはCA時間10月18日(水)の深夜12時。日本時間は19日(木)午後4時です。

詳細・申込は以下のサイトから。

いよいよだなぁ。

スタッフでもある私がいうのは手前味噌であると承知ですが、とんでもなく素敵な時間になるに違いないという予感しかありません。