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ペンシルバニア州全域Reopenしました
自宅待機も永遠に続くかの様な気がしていましたが、6月5日からペンシルバニア州も部分Yellow Phase ですがReopenしました。
レストランはGreen Phaseになるまで
テラス席だけオープン
ヘアサロン、学校はまだ閉まったままです
マスク着用を呼びかけられていますが、既にやっていない人を見かけます
3月23日から突然の2か月以上のお休み。
何をしていたかと言うと
ペンキ塗り
家具の組み立て
家具はカーブサイドピックアップ
(アプリで注文し、ピックアップ専用駐車場に商品を持ってきて車に直接入れてくれる)
で何度か購入しました
箱から出して見たけど、こんなに沢山あるなんて....組み立てられる気がしませんでしたが...
音楽を聴きながらの作業は意外と楽しい
こう言う作業は料理をしている時の様に落ち着きます
今回のお篭り生活ではBGM的な音楽や落語、朗読、ラジオは需要があったのではないかな?
完成✨✨
リフォームで要らなくなったキッチンカウンターは、カットなくても娘の部屋にピッタリとフィットしました。
まあ、こんな感じでダラダラと作業をしていたので、2ヶ月はあっという間でした。
いよいよ、仕事も始まります。
そんな時にCovid19以上に予想もしなかった事が起こりました。皆さんもご存知の通りだと思いますが、昨日のペンシルバニアの様子です。
Thousands of people in Philadelphia continue to protest racism and police brutality following the death of George Floyd. Crowds in Center City stretched from the steps of the Art Museum and past the Cathedral Basilica of Saints Peter and Paul. https://t.co/LlmPCHjz7Q pic.twitter.com/6YJT2DvCW7
— NBC10 Philadelphia (@NBCPhiladelphia) June 6, 2020
今回のコロナでも沢山の死者が出たフィラデルフィア。ウィル•スミスさんや、亡くなったコービー・ブライアントさんの故郷ですね。
人口の43%は黒人
白人は41%
この場所で大きなデモが行われるのも分かります。みんなが「Black lives matter」と声を上げる事で少しずつですが人の意識が変わって来ています。
人種差別や警察の暴力に膝をついて抗議するのは米国旗への「侮辱」
と発言されていたNFLプレーヤーのDrew Breesさん。それが無神経なものだったとして今回、謝罪されました。
これは、2017年にNFLのコリン・キャパニック選手が社会的・人種的不平等に抗議して国歌斉唱の際の抗議活動を展開されたもの。
静かな抗議に対しての大統領の言葉がこちら
国旗に敬意を表さないような「サノバビッチ(ろくでなし)」は解雇しろ
The very moment Trump calls Black NFL players "son of a bitch" and yells that they should be fired.
— Shaun King (@shaunking) September 23, 2017
Absolutely disgusting. pic.twitter.com/i8nXlZVcLp
この言葉から、黒人NFL選手は膝まづいて静かに抗議を続けて、社会から強いバッシングを受けました。実際に私の周りでも
なんて不謹慎な人達
嫌ならアメリカから出て行け
と口々に言っていたのを良く耳にしました。
抗議を「国旗を侮辱している人達」と大統領がすり替えていたからですが、それが間違いだった事に、今沢山の人々が気づき始めて変わろうとしています。
知り合いには警察官もいますが、みんな自分の命を引き換えに人を助けたいと言う正義の人達です。
正義感が強いゆえに犯罪が許せない。
貧困の地域で経験があるほど、取り敢えず犯人扱いしてしまう空気はあったと思います。
ただ、これを利用して犯罪を犯している人達、特に亡くなられている方もいるので、それだけは罰っせられるべきだと思います。
私の周りの田舎暮らしの白人は知らない事への恐怖が凄く強いのですが、知っているマイノリティには差別をしません。それどころか率先して助けてくれます。知らない町の知らない人に対しては心から恐れている。大都市よりも銃所持率が高いのは、それだけみんなが恐怖を感じているから。
コロナで暴動が起こる事を心配して銃の購入が殺到しましたが、コロナでは暴動は起きませんでした。
「Black lives matter」は根本的に治安、教育、健康保険、全てを変えていかないといけない大きな問題です。でも、今終わってしまうとまた同じ事の繰り返し。
暴動が起きる事で、このデモが意味のない事にならない様に、少しずつでも一歩一歩前に進んでいきます様に。誰もがコロナも暴動も無い平和で穏やかな暮らしを送りたいのは当たり前の事ですが、それでは何も変わらない。
初めてアメリカに旅行した1991年はロス暴動のきっかけとなる事件が起こった年。すでに燃やされた建物があったのを覚えています。
1967年にキング牧師がこんなスピーチをされています。まさに今の現状を見据えられているかの様なメッセージ。
「暴動は声なき者たちの言語だ」と、アメリカ公民権運動の指導者で、非暴力主義で知られるマーティン・ルーサー・キング牧師は演説の中で語った。その真意は暴力の肯定ではなく、人種差別などの社会悪が「時間とともに解決する」と信じる善人たちによる無行動が、状況をさらに悪化させた結果だという。 pic.twitter.com/up2iIA6870
— Brut Japan (@brutjapan) June 7, 2020
そして、ロス暴動から30年後の今
何かが変わる気がしてなりません。
「生まれたときから、肌の色や生い立ち、宗教を理由にして、他人を憎む人はいない。憎しみは学ばなければ抱けないものだ。そして、もし憎しみを学べるなら、愛することを教わることもできるはずだ。愛は、その正反対の感情よりも、人の心により自然に生まれるものだから」
ーネルソン・マンデラー
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