久しぶりの福岡天神〜Japan 2022 夏#2
あらかじめアメリカで購入しておいたSimをホテルのwifiでセッティングしたら、どうやらまだロックが解除されていないのかエラーになってしまう。
アメリカのAT&Tに連絡すると
「2時間後には解除されますから、No Problem!」
「いや、日本政府のアレで移動中もアプリをオンにしてないといけないからdataが直ぐに必要なんです!3日前に解除しているのに!」
そして2時間後…。
やはり解除されない。
仕方がないので解除されるまで、1日$10で使い放題のAT&Tのプランを購入。そこで、使わない3カ月間の私と娘のアメリカの通信料も手続きをしたら安くなると言う情報がもらえた。
ラッキーなのかモヤモヤしながら成田空港に到着。
成田からはPeachで福岡へ。
ホテルはPeachを使うとPeach roomからの予約で30%割引きになった。「寝るだけなんだから安くて良かったな。」とはしゃいでる横で、娘が冷めた目で首を横に振っている。彼女にとっては狭いビジネスホテルはテンションの上がる場所では無いらしい。
割安ならアップグレードしてあげたら良かったけど、また温泉にも行くしね。
「狭いけど改築されたばかりで綺麗だから大丈夫!」となだめながら、バックパックを部屋に置いて外に出た。
この1日目が1番ワクワクして好きな時間。新しい土地の空気を感じると心もリフレッシュする。
感染者が多く出た地域は、Phillyでもそうだった様に、その地の緊張感が残っている様に感じる。
ホテルのフロントは外国からの研修生がトレーニング中。福岡空港の国際線の運航再開で、また賑わう日に向けての準備中と言う感じだ。
ホテルのチェックインでも、野外の屋台でも検温があり、手消毒をし忘れると冷たい視線を感じる。
それだけ大変だったと言う事だろう。
ぶらぶらしていると娘が、
「服を買い替えてもいい?Tシャツを着てる人がいないのは何で??」
「Tシャツの問題じゃあないと思うけど?」と、自分の持ってきた服のほとんどそうだったのを思い出し、汗ばみながら答えると
「Mommyも浮いてる、笑」
「完全にツーリスト!」
いや、まあ確かにね。
でも、久しぶりに娘と服を一緒に見て歩く、と言う普通の事がとても新鮮に感じられて嬉しかった。
食事は商店街にひっそりとあるお店にぶらりと入ってみる。昔ながらの日本っぽい雰囲気に、店員さんの三角巾が懐かしい。天丼の器からは、ちょこんと除いた尻尾が可愛らしく、天ぷらはしっとりと馴染んでいた。
美味しい。
たまたまホテルの裏にあった屋台も、店主やおかみさんの雰囲気に釣られて入って見た。
屋台初体験。ちょっと緊張したけど、常連さんの会話を聞きながらキンキンに冷えたウーロン茶でリフレッシュ。博多ラーメンは本場の味だ、美味しいに決まってる。
後から検索すると、鉄板焼きがメインでラーメンは〆だった見たい…。まあ、TシャツにKEENのサンダルだし、完全にツーリストと理解していただけていたでしょう、笑。
2回も検査して陰性証明はあっても、アメリカから帰国したばかりとは言えない雰囲気はある。宮崎出身の友達は、お父様が抗がん剤治療中と、ご近所の手前、帰国しても実家には戻れないそうだ。
ゆっくりしたから、いよいよ実家のある山口へ新幹線で移動する。
姉に会うのに何故か緊張してしまう。
「泣かないようにしなくっちゃ」そんなことを思いながら、奮発して買ったお弁当を口いっぱいほおばる。
窓からは博多川が見えて来た。
飛行機からは見られない日本の景色だ。
つづく。
前回の記事、「ジェットストリーム」を「旅のフォトアルバム 記事まとめ」のnote公式マガジンでピックしていただきました!
ありがとうございます。