初めて「zoomでオンライン授業します」という案内を生徒・ご家庭に出すときの資料をまとめてみた
こんにちはN中等部の佐藤です。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けてN中等部はオンラインで朝と夕方のHR(ホームルーム)を4月13日から実施しています。5月7日から通常授業もオンラインで開始します。
今回は初めてパソコンに触れる新入生もいる中で、初めての「オンラインHR」に生徒たちが不安なく参加してもらうにはどうしたのか、 それにはどんな案内を行ったのか、について紹介したいと思います。
■この記事は以下のような方にオススメです
・学校や塾でオンライン授業の導入を検討している
・各家庭や生徒へ、オンライン授業への参加案内を出す方
・生徒たちがzoomにちゃんと入ってくれるか不安
■新年度からのオンライン体制、どのように始めるか?
N中等部は新年度を5月7日(木)からスタートすることを決めていました。
そこで、4月の休講期間については「生活習慣の乱れを防ぐこと、生徒と先生の安心安全な繋がりを作ること」を目的にオンラインでHRを実施することにしました。
実施に際しクリアすべき課題はいくつかありました。
・「初日に全員がzoom(オンライン会議サービス)に入れるようになるのか?」
・「PCやスマホなど色々なデバイス環境下でも大丈夫なのか?」
・「デジタル環境に慣れていない人でも読めばわかる資料が作れるか?」
これらをクリアするために作成した資料を、本記事ではご紹介します。
■資料はなるべく丁寧に、でも書きすぎないで
スライドの構成は
「①zoomの説明と準備するもの」
「②PC(mac)の方向け」
「③PC(windows)の方向け」
「④スマホの方向け」
となっています。
特に学校など数百人対象に実施を考えている場合は、いかに電話対応を減らせるかが大きなポイントになるかと思います。読みやすく、必要最低限の情報が入っている資料であることが大切です。
案内資料の作成では、各家庭や生徒によってデジタルリテラシー(PCやスマホの知識)が異なることを考慮する必要があります。誰もが理解できることが一番大事です。専門用語や業界用語などが使われてないか複数人で確認するようにしました。
■初めてのオンライン授業に参加するために「必要なこと」「必要ではないこと」
資料では「zoomアプリのインストール方法」の他に「音声チェック」「名前の変更」までを説明しています。
生徒が
・zoomに入って声が出せること
・自分が誰なのか表せること
ができて先生側も出席の確認ができるためです。
初めてのオンライン授業では、これ以上の案内は必要がないと思います。zoomには他にも「チャット」「ブレイクアウトルーム」「スピーカービューとギャラリービュー」など授業運営に使えそうな機能がたくさんありますが、それらはzoomの初期導入に当たっては必要がありません。説明を最小限に絞って初日のスタートに備えました。
■この資料を配布してオンラインの初日を迎えた結果
資料をメール等で配信し多くのご家庭、生徒が当日zoomへ参加していただけました。
当日までにいただいた問い合わせは
・音声が聞こえません
PC側の設定の問題でした。
・zoomに入れません
リンクの間違いでした。
というものが複数ありました。
当日、「PCで入れなくなったので急遽スマホで入り直しました」というような対応をしていただいた方もあり、配布した資料が参考になったのではないか、と感じています。
もし、この記事を読んでおられるN中等部新入生の方や保護者の方がおられましたら、この場を借りてお礼を申し上げます。ご協力いただきありがとうございました。
■おわりに
「オンライン授業」という慣れない環境でストレスなく学び続けるには、生徒、ご家庭の協力がとても大事だと感じました。私たちも皆様と一緒に、このような状況でも落ち着いて、でも一つ一つ新しいことに取り組んでいく姿勢を大切にしたいと考えています。
また、先ほど述べたzoomの他の様々な機能については、「授業」として慣れてもらう設計をしておりますので、N中等部の公式ページで公開している
「zoomに慣れよう」のスライドを是非ご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。