まだまだ知られていなかった
水曜日に篠栗の福岡県立社会教育総合センターであった、「地域と学校の連携・協働推進セミナー」
前半は講師の講話。
後半は「お悩みマッチング~せっかく篠栗来たんならヒントつかんで帰らん?」というタイトルの演習だった。
①推進の第一歩 ②人材確保・育成 ③学校・地域・保護者への周知・理解 ④役割分担・体制の整備 の4つのテーマの中から、自分のお悩みを1つ選んで、同じものを選んだ人とグループワークをするというもの。
私は仕事でもプライベートでも、コミュニティ・スクールに関わる機会がないので、他のことにも通じそうな②の人材確保・育成を選ぶことにした。
一緒の班になった人の悩みとして、お願いする人は色々なところで役を頼まれるから、どこに行っても同じ人になってしまうとか、忙しくしているのもわかっているから申し訳なくてお願いしづらい、といったものが出ていた。
どこも同じような悩みを抱えているもんだよねーと、みんな納得の表情。
でも話を聞いていて、お願いしづらいというのはどうなんだろうなと思った。
ボランティア活動は、その人がやりたいとか、何か役に立ちたいという思いがあって主体的にするものだから、お願いしてやってもらうとか、お願いしてばっかりで申し訳ないみたいなスタンスが既に違うのかなと。
一緒に活動しているNPOのリーダーが、いつも協働について話す時に、「ともに、主体的に」ということを言う。
お手伝いする、してもらうという時点で主従になっていて、それは協働ではない。
主体的に活動できるような声かけや場づくりをしていく必要があるということを、よく言われる。
何かやってもらって「ありがとうございます。助かりました」と言ってしまいがちだけど、相手からすると、「あなたのためにやったわけじゃないし」となる。
目的に対して感謝の言葉を伝えることが大事だと言われる。
例えば、「子どもたちのために」という思いで活動しているのであれば、「○○さんのおかげで子どもたちがあんなに笑顔になっていましたね!」というように、目的に対する行動に感謝することが大事だということを。
そんな話をしたら、みんな驚きと納得ですごい反応だった。
「目からウロコでした!」と。
「目的を共有すると言いながら、そんなこと考えたこともなかったです!」
「連携・協働を進める以前に、そのために何が必要か、どんな声かけをすればいいのかということを学ばないとダメですね!」と。
あんまり反応が良かったので、今年度北九州市民カレッジでやった「地域づくり実践講座」のことや、NPOの活動についても話をした。
私自身は、かれこれ5年リーダーと一緒にNPOの活動をしてきて、その振舞いも見てきたし、色々な講座でリーダーが協働について話すのを何度も聞いてきているから、実践できているかどうかは別として、そうありたいと心がけてはいる。
けど、今回セミナーでの他の人の反応を見て、これって全然当たり前になってるものじゃないんだなと改めて実感した。
もっと多くの人にその概念やポイントを学んでもらいたい。
その人たちも、市民カレッジが市外の人も受けられると知って参加したいと言っていたし、まだまだ需要があることもわかったから、来年度も講座をしてもらえるようにリーダーを口説こう。
私に多くの学びや気づきをくれるリーダーはこちら
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