見出し画像

龍遊鳳舞

今日はお茶のお稽古。
お軸は表千家十三代家元の即中斎が書かれた「龍遊鳳舞(龍は遊び鳳は舞う)」だった。

龍も鳳もおめでたいから、今の時期に限らずお正月とかでも掛けていいそうなんだけど、やっぱり水の神である龍は春に使いたいというのと、お軸の中廻しという布地が若草色で、今の時期にぴったりということで、うちの先生はこの時期にしか掛けないらしい。

お花は白の鉄線。
お茶室は少し薄暗いので、白いお花はとても映えて美しい。

花入れは漆桶といって、木の幹を切って集めた漆を入れる桶なんだそう。
こうやって昔から、色々な物を見立ててお茶道具として使ってきているんだなぁと感心する。

今日は前回に続いて釣釜に旅箪笥のお稽古。
私はお炭のお稽古をさせてもらった。
釣釜は4月しか出さないので、釣釜でお炭のお稽古ができるのも年に1回。
前回他の人がお稽古したのを見てはいたけど、全然覚えられていないことにがっかりする。

でも、お炭のお稽古自体やっていないところも多いし、こういう経験ができるのは本当にありがたい。
やっぱり実際にやってみないと、どうやったらうまく火が熾きるか、炭をつぐコツみたいなのはつかめないから。

人のお稽古をしっかり見て、自分でもやってみて、本を読んで。
少しずつでも身についていくといいと思う。

今日の着物は、白地に青で柄が描かれた袷に、オレンジの帯を合わせた。

昨年、先生のお友達がたくさん着物を持ってきて、みんなで分けた時にもらった着物。

色味がとても好きで、これが単だったら夏の間重宝するのに、残念ながら袷の着物。
この色味で袷となると、冬場は寒々しいし、着る時期が結構限られる。

5月に入ったらもう暑くて袷の着物とか着られなくなりそうだったから、今のうちにと思って着ることに。
サイズもぴったりで、よく似合っていると言ってもらえたので嬉しい。

帯は20代の頃に古道具屋さんで買ったもの。
発色が良すぎてなかなか出番がなかったけど、この着物に合わせたら涼し気でいい感じだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?