一緒に体験するから楽しい
昨日の午前中は、NPOの活動があって市民センターへ。
子ども講座での「防災DEキャンプ体験」ということで、避難所設営の体験と、非常食づくりをするというもの。
避難所設営では、「足の不自由なおばあさんと目が悪くて耳の遠いおじいさんがいる家族」とか、「赤ちゃんのいる家族」とか、「ペットを連れている家族」とかのお題があって、子どもたちはそれぞれ引いたカードの避難者向けに、市民センターのホールで、どこの場所を確保するか、どんな備品があったらいいかを考えながら、設営していく。
車いすだからスペースは広い方がいいとか、赤ちゃんがいるからぬいぐるみも置いておこうとか、目隠しできるようにロール紙で囲ったり、テントを設置したり、それぞれに工夫が見られた。
もっとこうすると良かった、という改善点はたくさんあったけど、まずは自分たちで考えてやってみることで、どんな配慮が必要かとか、色々な立場の人たちに意識を向けることができたのが良かったと思う。
やっている時は自分たちの班に与えられたお題をクリアすることだけしか考えられていなかったけれど、他の班の状況も考えて、お互いに場所や物資を融通し合っていくことが大事だということにも気づいてらえたみたい。
これが正解というのはないんだろうから、みんなで話し合って考えていく体験を通して、目線や視点を育んでいってもらえたら良いと思う。
防災食は、ビニール袋を使って作ったごはんとパンケーキ。
卵も牛乳も入っていないパンケーキはとっても素朴な味だった。
ホールに座り込んでみんなで輪になって一緒に食べる中で、色々おしゃべりをしたり交流もできる。
どこで何を食べるかは関係なく、みんなで食べるということ自体に大きな効果があるんだなと実感。
講座の様子はこちらから
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