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「秘められた宝」を掘り起こそう

今日は北九州市民カレッジ「社会教育・生涯学習講座」

和歌山大学生涯学習・リカレント教育推進室教授の村田和子先生に、「”つながり”がもたらす地域を創る出会いと学び」をテーマにお話をしてもらった。

以前勤務されていた、貝塚公民館で実践されている活動や、現在関わっている「KOKO塾」という高校・大学・地域の連携事業についてのお話。

その中で、ユネスコのドロール報告書「学習:秘められた宝」について触れられていて、「知ることを学ぶ」「為すことを学ぶ」「共に生きることを学ぶ」「人間として生きることを学ぶ」という学習の4本柱を紹介されていた。

もう少し詳しく知りたかったので、Google先生に聞いてみた。

「学習:秘められた宝」は、ラ・フォンテーヌの寓話「農夫とその子どもたち」に由来するそう。

ある農夫に働かない3人の子どもがいた。
年老いた農夫が亡くなる間際に、畑に宝物が隠してあるから収穫を終えたら深く掘り起こしてみよと子ども達に言い残す。
子ども達は言いつけ通り畑の隅々を深く掘り返すが宝物は見つからない。
しかし、翌年の収穫は、畑がよく耕されたことから今までにない大豊作に恵まれた。
というお話。

ここでは、労働こそが宝であることを伝えているけれど、ドロール報告書では、その労働を学習(教育)に置き換えて、人間の中にある潜在的な能力(秘められた宝)を掘り起こすことについて訴えられている。

学びによって、自分の中の秘められた宝を掘り起こしていきたい。
それには、学び続けること、そして自分1人ではなく、ともに学んでいくことが大事なんだろうと思う。

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