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紙神経衰弱で無双してしまった話

こんにちは。今日はちょっと紙屋さんに勤めていた頃の思い出話を書きたいと思います。在職中は特に発信する場もなかったこともあり、あまり話していなかったのですが、もうやめて2年ちょっと経つのでいいかなと(笑)

紙神経衰弱という商品をご存じでしょうか?

「紙神経衰弱」という商品を知ったのは4年くらい前でしょうか。26種類の白い紙をめくって当てるトランプゲームです。裏面は本物のトランプと似た柄(のオリジナル柄なんですよ!この裏面もかわいい)なんですが、表面はなにも印刷されていない白い紙。ただし片側をめくると紙の名前と色名、厚みがわかるようになっています。一般的な神経衰弱と同じようにめくっていき、同じ数字ではなく同じ紙のカードを当てていきます。

なんてニッチな商品!作った人に会ってみたい!と思っていたある日、Twitterを徘徊していたら、関西で製作者を交えて紙神経衰弱で遊ぶというイベントがあるとの情報が!!!

製作者の方に会えるなんてこんなチャンスない!!と思って参加させていただいたのが、「関西どや文具サミット」さん。文房具好きの方が集まるオフ会です。

オフ会に参加するのが初めてのことで、なぜか妙な人見知りを発動してしまい、当日待ち合わせ場所で待ってくださっている「どや文」の皆さんに声をかけていいものか迷って駅をウロウロ徘徊して、ちょっと遅刻してしまった思い出が…(その節はすみませんでした)


当日の思い出

当日はなんと製作者のKino.Qさんとお隣に!!めちゃくちゃ可愛らしい女性の方でした。

その日のテーマは「手帳」だったので、参加されている皆さんのこだわりの手帳&手帳活用術を拝聴。その後、紙神経衰弱大会をしました。

最初はジジ抜きだったんですが、あまり何も考えずやっていたら普通にドベに(笑)

次に白い面を表に並べて手触りや色で判別する表面神経衰弱をしましょう、ということになり、ジジ抜きで負けた人からどうぞ、と言われ挑戦しました。

どこまでやろうかな、と思いつつ始めたんですが、だんだん周囲から「全部とってみて」的な雰囲気が流れ出し、これは最後まで行くしかない、と本気に…。最終的には全部1人で取りきることができました!

でもこれ、なんで全部取りきれたかというと、当時勤めていた会社の商品の紙で作られていたからです(笑)。ええ、ズルですね(笑)。

チャレンジしている間、一応紙の名前も言っていったんですが、皆さんが口を揃えて「ユポならわかるのに!ユポなら!」と言っていたのが印象的でした。ユポの知名度すごい(笑)。選挙の投票用紙に使われているからですかね?でも確かにユポは、紙神経衰弱の中でも特に触り心地に特徴がある紙かもしれません。


紙の見分け方のコツ

見分け方は手触りと色でしょうか。

多分一番見分けが難しいのがアラベールとNTラシャだと思うんですが、NTラシャの白系の色はコットンが配合されていることもあり、アラベールよりざらっとした質感です。ハーフエアも見分けにくいですが、上記2つに比べると生成り系の色なので、そこで判断しましょう。ソフトバルキーは表面がつるっと、裏面がざらざらしているのでわかります。


紙神経衰弱以外にも素敵な商品があります

Kino.Qさんは紙神経衰弱以外にも、デザインや文房具をテーマに素敵な商品を製作・販売されています。

5色の透ける色カードを使って、いろいろな色を作る「いろかるた」。

カードを選ぶだけで物語ができる「一行作家」。

夢のある作品の数々、さすがのアイデアとうなります。お子さまと一緒に挑戦して、小さい頃からデザインや創作に触れてもらうのもよさそうですよね。

Kino.Qさんのホームページにはそのほかにも素敵な商品が数多く掲載されています!

「どや文」の皆さんも文房具愛に溢れた素敵な方たちばかりで、とても良い思い出になりました。

ちなみに、会社には内緒でこっそり完全プライベートで参加したのにもかかわらず、やはりTwitterで、お世話になっているデザイナーさんにばれちゃったし、参加者の方に上司の取引先の人がいらっしゃり上司にも「何やってんの!?」と突っ込まれたのでした(笑)。


※このnoteで使用した写真は、すべてKino.Q様の許可を得て掲載しています。

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