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夏の救世主!味噌もみ⁈まみだしそうめん

夏に出没頻度高めなそうめん。そうめんは麺つゆ!と相場が決まっておりましたが、麺=小麦(+麺つゆ)だけでは栄養取りにくく、夏バテしちゃう!
とはいえ、火を使った調理は暑いからやりたくない・・・

そこでおススメなのがこれっ!
きゅうりやナスをスライスして塩もみならぬ「味噌もみ」をしてそうめんにのせていただきます。

野菜のミネラル×味噌パワーで栄養補給!

これに出逢ってからは俄然、No.1そうめんです。

■材料(2人分)

・キュウリ 1本
・ナス 1本
・味噌 大1
・醤油 大1
・煮干し(頭と内臓取ったもの) 2〜3本
・(お好みで)大葉、ミョウガ、ゴマなど 適量

・そうめん 2束

■作り方

  1. キュウリとナスをスライサーでスライスする。ナスが大きい場合は縦に1/2~1/4にカットしてからスライスする。

  2. ボウルにナスとキュウリを入れ、味噌と醤油を入れてもむ。

  3. 水が出てきたら煮干しを折って入れる。

  4. そうめんを茹で、3の出てきた水をめんつゆがわりにして、具材をのせていただきます。味が濃かったら水で薄めてください。

  5. お好みで薬味モリモリで。

■ポイント

  • いつもは塩もみで捨ててしまう水。実はこれは野菜の細胞内で野菜たちを支えていた生体水。捨ててしまうのはもったいない!でも、まみだしそうめんなら、野菜の細胞内にあった水も一緒にいただけます!

  • ナスがなかったら、キュウリだけでも◎

  • たたき梅や生姜を足してもGOOD!

■まみだし?名前の由来

山形県の郷土料理「だし」。「出汁」じゃないよ、「だし」。野菜を細かく切って生のまま食べる夏の定番料理だそう。

歴史・由来・関連行事
野菜を生のまま手軽に食べられる夏の山形県の定番料理。山々に囲まれ夏は高温多湿で非常に暑さが厳しい村山地域を中心に食べられてきたといわれており、現在でも地元の人々の生活に定着している一品。暑さで食欲がなくなる時期に、きゅうりやなすなど水分を多く含む夏野菜と青じそやみょうがなどの香味野菜を刻んで和え、味付けしたのが「だし」。昔から農繁期のスピード料理としても親しまれてきた。
「だし」という名前の由来は、出汁のようにほかの食材を引き立てる事から「だし」となった説や、包丁で野菜を細かく切り“出す”ことから「だし」となった説、また、野菜を刻んで味付けしただけで手早く食卓に“出す”ことから「だし」となったなど、諸説ある。
「だし」のレシピは“100軒の家があれば100種類の味”があるといわれていて、非常に多彩なのが面白いところ。基本の具材はなす、きゅうりだが、そこに青じそやみょうが、ねぎを入れたり、玉ねぎを加える家庭もある。また山芋やオクラ、納豆昆布(刻み昆布)などを混ぜてねばりを出すことも。調味料は醤油が基本だが、めんつゆや出汁入り醤油を使ったりもする。

「うちの郷土料理」農林水産省ホームページ

この「だし」にヒントを得て、キュウリやナスを塩もみではなく味噌でもんで水を出し、そうめんのつけだれにしたのが今回ご紹介した「まみだしそうめん」。

そして、これを考案したのが、私が”埼玉の母”と親しんでいる高橋町子さん。北浦和で和座檜という和食料理屋さんを営んでいた女将さんです。

・「ま」→ 町子さんの「ま」
・「み」→ 味噌の「み」
・「だし」→ だし

で、「まみだし」そうめん。命名、私。

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