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新規事業ニュースまとめ(2021/01/26)

DXは他人事ではない。身の丈にあったDXとは

【新章 働き方改革】進まぬDX、中小企業の経営者が知っておくべき「認識の壁」 経営コンサルタント・日沖健

<要約>
・デジタル庁の設置が決まり、DXは先進的なIT企業だけが取り組むモノではなく、社会全体が取り組むべきことになってきている

・一方で中小企業庁ではITに対するノウハウが社内に蓄積できていないことも多く、DXを「ITベンダーの押し売り」と認識する経営者もいる

・市場の速度が高まる現代で、既存の仕組みで回っているからと変化を回避していれば、生き残ることは難しい

・全てを刷新するのではなく、自社に必要なプロセスに絞ってIT化で価値を出す”身の丈にあったDX”から模索すべき

とにかく多く目にするDXですが、「DX化しましょう!」と言った時に、具体的な戦略が想像できる人は多くないのではないでしょうか。

そもそもDXが何かを改めて確認します。
経済産業省によるDX促進ガイドラインによると定義は以下の通りです。

「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

こちらの記事も参考になります。
『IT化で業務効率を高めた結果、ビジネスモデルや組織が変革すること』
を意味するとのことです。IT化で可能になることは「見える化」と「自動化」の二つに集約されます。
これらの特性を利用して自社のビジネスをどのように価値向上できるか検討していきましょう。

DXに対する基本戦略は、組織・事業・推進方法それぞれに取り組む

企業のDXはこうすれば推進できる!

<要約>
・DXに至る前は3段階あり①「電子書籍」のようなデジタルデータ化、②ECやネット銀行のような業務・製造プロセスのデジタル化、③単なる効率化に留まらずデジタルを生かしたビジネスモデルなどの変革(③がDX)

・DX推進の基本戦略も3つあり、①経営者・事業部・IT部門を三位一体とする組織戦略、②既存事業と新規事業それぞれでITによる価値創出に取り組む事業戦略、③アジャイルに選択と集中、横展開へつなげる推進戦略 の3つに取り組む

・ドイツ保険会社の事例では、トップ主導のもと業務部門とIT部門の共同プロジェクトによってデータ分析二より全社的な重点領域を特定し事業を展開した

引き続きDXに関する記事ですが、基本戦略や具体的な事例が載っており、読み応えのあります。
IT部門と事業部門を分断させないこと、そして推進戦略、つまり取り組み方自体に戦略を立てることが重要というのは見落としがちですが納得感が高い内容です。
新型コロナ対策によるテレワークの普及などによって急速に進んだIT化。今後は既存事業も多くがデジタルな体験を求められるようになっていくでしょう。
その時、自分たちはどんな体験・価値を提供できるでしょうか。

2021/01/26のニュースおわり。

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