見出し画像

【 1/31回】DX実績はキャリアアップの主流となるか?

■ DX経験者は副業で売り手市場となるか

DX推進企業で、副業人材の活用が進む

<要約>
・株式会社クラウドワークスの提供する副業マッチングサービス「CrowdLinks(クラウドリンクス)」は累計利用社数が400社を超え、そのうちDXを推進させる事業を展開する企業の活用が全体の6割を占めている

・コロナ禍による非対面・非接触化を中心に、DXの需要が急速に高まっている。これにより、DXソリューションを提供する企業は、需要増加へスピーディな対応が求められるようになった

・副業人材としてDXに関する業務の経験者をスペシャリストとして迎えることで、『1ヶ月で即戦力人材8名が参画』という転職サービスでは実現できない速度の人材獲得に成功している事例もある

高い採用スピードを求めて、『DXソリューション提供企業が、DX経験者を、正規雇用ではなく副業で人材獲得』という需要が高まっているようです。直近の一つのキャリアアップ戦略として"DXによる課題解決能力・実績を積み、副業や転職に活かす"という道は主流になりそうです。
一方で、近年の"AI人材・機会学習人材"も似たものを感じており、"解決すべき課題"を明確にしないままAIやDXというプロセスだけを無理やり導入する人や企業が乱立し、日本のDX対応が一層遅れるといった結果にならないことを願うばかりです。あくまで"ビジネス課題の解決"に主軸をおき、DXスキルを高めた人材は、需要の底高い人材となるでしょう。

■ その他、ニュース要約

・顧客起点ニーズからみえる、DXの道筋とは

事例で理解する「顧客起点のDX」、カスタマーサクセスとデジタル化を一気に進める方法

<要約>
・SNSの普及によりweb上に製品の情報があふれる現代、企業は「良い商品提供する」だけでは不十分で、顧客による信頼性の高い評価、つまり「いいね」や口コミが顧客の生の声として拡散されることによって事業の継続や成長が可能となり、顧客を起点として考える"CtoBアプローチ"への発想転換が求められている

・組織KPIもまた、顧客ニーズを起点とした全社的に共通の指標で設定し、部門横断で一丸となって顧客へ向いた取り組みが必要である

・大手企業では、部門間で別々に顧客管理をしていることや、ECサイトとリアル店舗で顧客情報を共有できていないことが多いが、ITツールの活用により顧客情報を共有し、オンライン・オフラインを区別しないサービス提供実現に舵をきった企業もある

・コロナ禍で浮き彫りになった、日本のDX対応遅れ

日本経済新聞 きょうのことば「DXとは」ITでビジネスモデル変革

<要約>
・デジタルトランスフォーメーション(DX)は、ITシステムやデータを活用してサービスやビジネスモデルを変革する取り組み。

・DXは、単なるIT活用にとどまらず、既存の企業文化や業務プロセスを見直して生産性を高めることを目的とする。

・経済協力開発機構(OECD)の18年の調査によると、国の行政手続きをオンラインで申請した個人の比率は日本は7.3%と、対象30カ国のうち最下位だった。

2021-01-31回 おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?