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昨日の新規事業ニュースまとめ(2021/01/24)

テレワーク浸透でニーズが拡大する”デジタル化”新規事業

ムサシ Research Memo(1):選挙関連機器のトップメーカー。新規事業の育成で事業拡大を図る

<要約>
・選挙関連機材や金融関連機材の総合メーカーである株式会社ムサシ
・選挙関連機材では業界トップシェアを誇るが、選挙関連機材は国政選挙実施の有無などで需要のばらつきが多い
・中長期の成長戦略としては、文書のデジタル化事業を一段と強化する方針
・該当の事業は、官公庁だけでなく民間においても、テレワークの浸透で書類のデジタル化は必須となっており、中長期では成長が見込まれる

コロナによるテレワークの普及は停滞していたデジタル化を一気に進めたため、文書デジタル化(メディアコンバート)は成長市場となりそうです。

現状アナログ管理している領域が、今後のデジタル化の対象となるニーズの宝庫とも考えられるかもしれません。

事業継承で終わらせない。新たな挑戦に臨む事例を発信するサイトを、中小企業庁が開設

「~ツギカタイロイロ~継ギpedia(ツギペディア)」を開設しました

<要約>
・市場参入など、新たな事業領域へ展開したさまざまな事例を、若い世代に向けて発信するウェブサイト「~ツギカタイロイロ~継ギpedia(ツギぺディア)」を中小企業庁が開設
・黒字廃業の可能性のある中小企業の技術・雇用等の経営資源を次世代の意欲ある経営者に引継ぐことを目的としている

事業をただ継承するだけでなく、受けついた経営資源をベースに新市場参入など新事業へ展開した事例を紹介しています。。継ギpediaのサイトはとても今風で見やすく、事業継承者へのインタビュー記事を見ることができます。

まさに「ピンチをチャンスに」の事例。大赤字の中リストラをせずに新規事業へ挑戦

新規事業でコロナもチャンスに/エイチ・アイ・エス会長兼社長 澤田秀雄

<要約>
・2020年はエイチ・アイ・エス始まって以来の大赤字(250億円以上)を計上
・まずは飲食業回に参入。蕎麦屋を半年で100店舗出店の予定
・2,000円で参加できるリモートトラベルも前年比200%成長
・今後も様々な新規事業へ投資していく方針


コロナで大打撃を受けた旅行業にも関わらず、一万数千人の社員を一人もリストラしておらず、次の事業を作り、配置している。事業領域は、飲食、農業、葬儀、人材派遣など多用。夢は大きく宇宙ビジネスも思い描いている。

このピンチの中で、縮小均衡を取るのではなく、新規事業へ攻められる企業は稀。澤田会長の前向きな姿勢はビジネスに関わる人間として見習いたい。

2021-01-23のニュース、おわり。

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