【Vol.507】図解で考える!

【本のタイトル】
武器としての図で考える習慣

【著者】
平井孝志

【インプット(引用文章)】
そもそも図はと何でしょうか?
本書における一番シンプルな図の定義は、「紙一枚に描かれる線や丸や四角と言葉で表現されるイメージ」ということができます。この場合の言葉は、長い文章ではなくキーワードや簡単な見出し程度のものです。
その紙一枚に描かれた図は思考の全体像になります。それは、現実から抽象的に切り出された本質的に大事なものであり、頭(特に右脳)でいじることのできるイメージです。
なぜイメージしやすいのか。それは紙が「2次元」だからです。
人は多くのインプットを2次元の画面から得て、頭で処理します。テレビ、雑誌、手帳、スマホ、看板、チラシ、、、全て2次元。おそらくみなさんが考える際に頭の中に描くものも2次元のイメージではないでしょうか。3次元で自由自在に考えられる人はそうそういないと思います。
それでは、図にはどのような種類があるのでしょうか。どのように分類されるのでしょうか。
私は、図を大きく3つに分けて考えています。

画像1

1つ目は「概念図」。最もシンプルなポンチ絵と言えるかもしれません。それこそ思いつくまま、1枚の紙の上に丸や四角や線を描いていく図です。落書きと言ってもいいかもしれません。まだ頭がモヤモヤしている時、新たな着想を得たり、問題の構造を見つけるため、試行錯誤しつつ描く自由演技の図。それが概念図です。

2つ目は「構成図」。これは「型」を活用しながら描く図です。なんとなく思考の切り口が見え隠れしている場合は、有効な「型」を当てはめてみることは効果効率的です。「型」は問題の全体像を捉えるのに適しています。概念図が自由演技だとすると、これは規定演技的だと言えるでしょう。
3つ目の図は「分解図」です。これは何か特定の対象を分けて明瞭にするために描く図です。
分解図は、数字をエクセルに「入力」するとエクセルが自動的に描いてくれます。これは「考える」ではありません。数字中心。数字の単なる「見える化」です。このような作業は、これからはAIに任せればよいでしょう。ただ、「概念図」「構成図」「分解図」はゼロ位置で明確に線引きするのが実は困難です。概念図を描こうとしたらすぐに「型」が思い浮かぶこともあれば、「構成図」で整理しようとしても、そこからイメージが膨らみ、丸や四角の概念図を描き足すこともあるからです。また、分解図も時として本質をつく全体像になることがあります。なので、この分け方は一応、おおよその目安だと認識してください。
では、なぜこれらの図を使うと考えが深まるのでしょうか。
まずは情報の渦に溺れることがなくなるからです。
そもそも紙一枚ですし、文章も基本使わないので情報量はかなり限られます。情報が多すぎると、思考の低下を引き起こすものです。情報を整理するだけで手一杯になる。知識が「常識」になってそこから抜け出せなくなる。そして、柔軟な発想が奪われる。そんなことが往往にして起こります。
図にすると本当に大事なものが見えてきます。
枝葉末節が削られ、本当に大事なものだけが浮き彫りになるのです。
例えば、航空写真。確かに現実であり、正確ですよね。でもそこから何かを読み取ることはとても難しいと言わざるを得ません。情報量が多すぎるのです。あなたが、あるお店に行きたい時、その店の写った航空写真を渡されても困るはずです。
航空写真では、店への道順もわかりません。Googleの地図か、目印となる何かが書かれた案内図があってはじめてそのお店にたどり着けます。
理由は明白。地図や案内図には、大事なことだけが書かれているからです。だから、街の構造がすんなり頭に入ってきて、そのお店に行けるのです。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
思考を整理するために、図解で考える癖づけをする!

#自己啓発 #読書記録 #武器としての図で考える習慣 #平井孝志

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!