【Vol.439】洞察力を磨く!

【本のタイトル】
ハック思考

【著者】
須藤憲司

【引用文章】
前提として、規則性や法則がないもの、つまりルールがないものはハックできません。ですから、まずは既存のルールを知るということが大切なのです。
そして、ルールを知るために必要な最初のステップは、世界を疑うことです。
でも、世界を疑うとは具体的にどういうことをすればいいのでしょうか?
それには「観察、考察、推察、洞察」という4つの察する力が必要となります。
小学校の夏休みの宿題を思い出してください。朝顔の観察日記がありましたよね?その日記をつける過程で先ほどの4つの察する力が登場します。
まずは対象を「観察」します。
観察ってどうやりましたか?そうですよね。毎日の違いをチェックしていましたよね。「芽が出てきた」とか、「芽が昨日より伸びた」とか、「ツルが2段目の棒まで届いて巻き付いた」とか。これは、機能との違いを見つけていたわけですよね?そうなのです。観察とは、変化を見つけることです。
次に「考察」です。
「昨日はつぼみだった朝顔が今朝咲いた」という観察から、「花は朝に咲くものなのだろうか?」という考察を書いたとします。つまり、考察とは観察から規則性や法則を導き出すことなのです。
そして「推察」というのが、考察によって導き出した規則性や法則の転用先を探すことです。
この場合、「朝顔は朝に咲く。ということは、全ての花が朝に咲くのだろう」と推察できます。
そうすると現実からのフィードバックがあり、「あれ?朝に咲かない花もあるな」という気づきを得ます。そして考察の結果に戻って、「なぜ朝顔は朝に咲くんだろうか?」との問いから、「朝に咲く花は他にどんなものがあるのだろうか?」という推察になって、共通点から考察を深めて規則性を見つけようということになります。
つまり、この観察、考察、推察という行為は行ったり来たりしながら、それぞれが導き出す“変化”“法則”“転用先”の精度を高めていくことになります。
最後の「洞察」は、観察・考察・推察を同時に行うことで、目の前で現実に起きた事象と全く異なる因果関係に気づくことを言います。
「朝顔の花が朝に咲くということは、きっと朝に活動する虫が受粉を助けているのか?虫の助けがいらないのか?のどちらだろう」というのが洞察です。
花の花粉を運ぶのが虫であるという法則を知っていれば、「きっと花の開花時間は、その花粉を運ぶ虫の活動時間と合っているんだろう」という推察ができます。
また、朝に活動する虫は意外と少なそうだなといった別の推察ができると、虫の助けがいらない花である可能性にも気づくことができます。
事実、朝顔は花があるのに自家受粉できる花です。これが洞察です。
『ビリギャル』を書いた坪田信貴さんの、『才能の正体』という本の中で、「仕事の才能」は「洞察力」であると書いてありました。
この洞察力というものが、他人との仕事に大きく差をつける要素になっている、とさまざまなシーンで僕自身も感じます。
観察、考察、推察、洞察。目の前の課題をハックするための第一歩として、ぜひこの4つの力をフル活用してルールを見つけてください。

【具体的アクションプラン】
洞察力を磨く!
→目の前で起こった事実から適切なアクションにつなげるための洞察力を磨く!

#自己啓発 #読書メモ #ハック思考 #須藤憲司

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!