【Vol.444】心の底から湧き出る感情を言葉にする!

【本のタイトル】
ハック思考

【著者】
須藤憲司

【インプット(引用文章)】
「初めに、言葉があった」
から始まるのが新約聖書のヨハネによる福音書ですが、まさに人間は言葉ですべてのモノゴトを理解します。
ある文化において、それを表現する言葉がない場合、その概念を理解する術がありません。
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインというオーストリアの天才哲学者がいました。
通称、哲学を終わらせた男。
文字通り天才で、哲学者にも関わらず、生涯で一冊しか哲学書を出版しなっかった。
その本が『論理哲学論考』。
そこにこう書いてあります。
「僕の言葉の限界は、僕の世界の限界を意味する」と。
つまり、自分が言葉で説明できないのであれば、そのことを理解することはできないということである。
そして、「語り得ぬものについては、沈黙しなければならない」と結論づけている。
つまり、どんなに考えても言葉にできなければ無駄だよ、と。
言葉は、その文化の人がどのように世界を見ているか?という世界観を表しています。
逆に言えば、その言葉をハックすることで世界観そのものを変えてしまうこともできるわけです。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのラ・ボカ地区を本拠地とするサッカークラブチーム“ボカ・ジュニアーズ“のU-15のキャプテンが、試合前にチームメイトたちに対し奮い立たせる言葉を紹介します。
心の底から発している言葉に胸を熱くさせられます。
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自分達の今年の一年を振り返ってみよう
ブエノスアイレス出身のみんなは
毎朝遅れないよう、5時6時には起きて、練習に来る
そして、地方出身の俺たちは
丸1年間、家族と離れて過ごしてきた
日々の努力を振り返ろう
みんな、強化合宿初日を覚えているか?
着いた初日だっていうのに、
体がボロボロになるまで追い込まれたよな
強化合宿だけじゃなく、毎日が大変だった
この一年の努力を思い出すんだ
俺が最後に故郷に戻った時
妹がきて、「はい、これあげる」って、
何かな?ってみると、
22ペソくれたんだ
この話でみんなに伝えたいのは
いくらくれたかは、どうでもいい
家族はいつも自分達の幸せを望んでいる
今、22ペソで何ができる?
22ペソじゃ、何もできやしないさ
それなのになんで渡してくれたと思う?
それは、ただ単に
自分達の笑顔を見たいからさ
今日は俺たちが彼らに笑顔を与えるんだ
自分達の両親、
今日ここにいてほしいと思っても
遠くにいて、これない家族のために
このチームの一人一人のために
ピッチの中では俺たちは兄弟なんだから
さぁ、俺たちの強さを見せつけてやろうぜ!
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名門クラブチームであるだけに、ユースでも多くの少年たちの競争は激しく、結果が出せなければチームをさることになり、それは地方から将来家族を養うため期待を背負ってやってきた少年も例外ではありません。
強い共感は、迅速で強靭なアクションにつながります。
人の心や認識を強く揺さぶる言葉をハックすることで、大きな成果につなげていくことができるのです。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
相手にメッセージを伝える際は、心の底から湧き出る感情を言語化して伝える!

#自己啓発 #読書メモ #ハック思考 #須藤憲司

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!