言葉が好きだから、音楽が好きです。
音楽漬けの人生を送ってきました。
3歳から中3までピアノをやっていたし、中学の吹奏楽部で始めた打楽器は12年目になります。高校時代からライブやフェスに行くようになり、最近ついにバンドを組み始めました。
そんな私が、毎日noteを始めてから昨日までの24日間、音楽関係の記事を1本も書きませんでした。
音楽について語るのが怖かったのかもしれません。そう思ったきっかけが、こちらのツイート。
いとうみゆきさんが「音楽が好きです」と言えない二つの理由は、次のとおりです。
①「なんの音楽が好き?」という質問に答えるのが難しいから。
②音楽の聴き方は人それぞれだから。
もしかして、私の気持ちを代弁してくださっている……?すぐにいいねを押しました。
このツイート、15万近くのいいねがつくほどバズっているんですよね。みんなひそかに悩んでいたのかな、と思うと安心できます。
特に理由②には共感。このツイートがバズっている世の中だから言えますが、私はかなりの「歌詞重視派」です。
たまたま聴いていた曲の歌詞が刺さって、他の曲にも手を出す。そんな流れで好きになったアーティストが何人もいます。(JUDY AND MARY、Chara、椎名林檎あたりがそう。本当に23歳かな)
「音重視派」のいとうさんとは真逆なのかもしれません。イントロ・間奏・アウトロなどの歌詞がないところでは楽器隊の音も聴いているけれど、歌詞がないから聴いているだけだしなあ……。
ここまで考えて、音楽が好きだと言えなかった本当の理由に気がつきました。
私にとって、一番の理由は歌詞を重視していることへの後ろめたさです。
3歳から取り組んできたのは「音楽を奏でること」であり、「言葉を紡ぐこと」ではありませんでした。
選んできた部活柄、私の周りには「音重視派」の人がたくさんいます。
オーケストラ部にいた7年間、周りにはクラシックオタクの同期・先輩後輩だらけ。一方で私は、楽器を演奏することは好きだったけれど、歌詞がないクラシック音楽にはハマれませんでした。
オーケストラの演奏会に行った報告をSNSで見るたびに、ライブでタオルを振る自分を恥ずかしく思っていました。こうして、アーティストのファンであることへの罪悪感が募っていったんですね。今思うとアーティストに失礼だ。
音楽好きが「音重視派」「歌詞重視派」などに分けられるように、オーケストラ部員にも「演奏が好き派」や「聴くのも好き派」がいる。当時はそれを分かっていなかったんです。
社会人になった今でも気持ちを引きずっていて、好きな音楽を語っても誰とも分かり合えないんじゃないか、と思ってしまいます。
いとうさんのツイート内容、そして約15万人が反応している事実から、そもそもの考えが間違っている気がしてきました。音楽は、人の目を気にして楽しむものではないんですよね。
私はこれからも、自分なりの聴き方を貫きます。その想いをタイトルに込めました。読んでくださっている皆さんも、どうか自信を持って楽しみ続けてください!
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