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在宅でのリモートワークが嫌だった僕が1週間やってみた感想とうまくいったこと、いかなかったこと

コロナウィルスの感染が爆発的に広がり、「いつまでもギリギリの状況」というより明らかにアウトな今、僕の所属する会社もこの前の月曜日から、強制的に2週間ほどリモートワークに切り替わることとなりました。

そもそも僕はフリーランスだったのに自宅で仕事することが苦手で、リモートワーク切り替えの通達がされるギリギリまで会社で仕事していました。

なんだかんだで1週間過ごしたので、上手くいったこと/行かなかったことをメモします。

これを読むことで、例えばパートナーが在宅リモートワークする場合の理解や、自分がする時の心構えになるといいなあと思います。

在宅リモートワークが苦手だった理由

僕は既婚でもうすぐ一歳になるこどもと、育休中の妻の3人で生活しています。

人が常にいるとお互いに集中できない

もうこの時点で明らかに集中できない要因が多くあることが予想できるかと思います。
僕としては妻も助けたいし、こどもともイチャイチャしたい。いつもの親しい人がいるとつい無駄に喋ってしまいがち。また逆の立場でも、家に誰かいると相手が忙しくてもつい話しかけてしまいがちです。もうこれは避けられません。

空間が気に入らない

さらに僕の性格上、整理整頓されたところでないと落ち着かないのも理由でした。世のクリエイティブ職の旦那様方にはありがちかもしれませんが、なかなかスマートな空間にはならないものです。

その中でもよかったこと

不幸中の幸いなのは、妻の理解があったこと。部屋のドアをバッチリしめて作業できるように配慮してくれました。でもやはり、布団を干すときはいきなり呼び出されたりしました。
また反対に率先して、こどもをお風呂に入れる時間はスケジュールをブロックしました。さすがに家にいるならそれぐらいは手伝わなきゃと。

解決策:
・できるだけ話し合って空間を確保する
・この時間は必ずやらない、でもこれはやる、を決める
やればよかったこと:
もうしばらくこの仕事なので、そもそも物件や家具の配置を決める時に条件に入れておくべきだった

リモートワークをやってみて、上手くいかなかったこと

この流れで上手くいかなかったことを書いていきます。

アウトプットを残さなきゃと躍起になった

僕はデザイナーですが、会社ではデザイン作業の他に、ブランドアセットの整理、進行管理や提案などを行っています。なぜかメンバーと離れていることで、形になる作業をしなければ!という焦りが生まれ、短期的な目線になってしまいました。長期的にコツコツやる考え事に時間を使えませんでした。まあ会社にいたところで伝えなければ何やってるかわからないのは同じなのでですが。

以下は実践しましたが、どうも気持ちの問題がありました。

解決策:
・Dailyのショートミーティングで考えてることを話す
・週ごと、日ごとのToDoを決める

眼精疲労が凄かった

だいたいオフィスは家よりもロケーションがよいはずです。自然に目線が遠くに向けられ、目の筋肉が緩むことがあるのでしょう。
逆に家だと目の前は四六時中画面、そして壁です。金曜には頭痛になりました。これが本当に辛かったです。

解決策:
・定期的に遠くを見る
・フロー状態が解けたら休む
・暖かいタオルで目を温める

インプット時間が減った

1週間目であることとライフステージの問題がありますが、出社してる時よりもさらにインプット時間が減りました。
作業中の情報収集も少なかったと思います。多分、アウトプットを残すことに執着してしまったが故に、「進む作業」を選んでたからでしょう。

すべては行動の透明性と目的意識で解決するのではと思います。

解決策:
・単純作業的タスクに縛られない環境をつくる
・決めた時間を確保するようにスケジューリングする

在宅リモートで上手くいったこと

時間ができた。決まったタイミングでオフに切り替わった。

リモートワークは、ずっと仕事をすることではありません。
家にいてプライベートな空間と隣り合わせなことで、巻き込まれて良い時もありました。
いつもは帰りが遅かったのですが、作ってくれた夜ご飯が温かいうちに食べられます。一人暮らしでも、終わる時間を決めることで食事をとる習慣がしっかりついてオフにしっかり切り替わりました。

もうひとつ理由を挙げるならば、Slackで退勤の知らせが流れ出すのが結構焦って、いい歯止めになっていました。

チームのコミュニケーションが増えた

ミーティングはHangout、テキストコミュニケーションはSlackで行ってます。
スタートアップや、ひいてはチーム作業は情報伝達が命なので、いい感じの緊張状態があります。そのためか情報の伝達が比較的わかりやすく、さらにオンラインミーティングではお互いが仕事の反面、通勤せずにいるためリラックスしているのか、どこか和やかな感じでした。

いい感じの緊張感で仕事に臨めていた

「上手く行かなかったこと」の方に書いていたことですが、なんかやらなきゃ感があります。
そのためフレックスタイム勤務で出社してたときよりも仕事開始は毎日同じ時間だし、着替えてデスクに座って、よし!という気持ちです。こ
れは各々の性格や心持ですが…

やっててよかったのでおすすめとしては、ちゃんと着替えることですかね。
もともと僕は部屋着でダラダラ過ごすことが苦手で、フリーランスで自宅にいる時も必ず着替えて髪のセットなりをしていました。

起きてベッドから出勤できるのがいいよね、という方もいますが、それは集中とは違うエネルギーであり、どちらかというと怠慢な空間と隣り合わせなので、個人的にはおすすめしません。

趣味が近くにありリラックスできる

僕はコーヒーが趣味で家でも会社でも淹れてるのですが、やはり家の方がやりやすいです。作業を中断して豆を挽いて飲んで、少し休んでデスクに持っていきます。
そうでないときはデスクで豆の香りをかいでリラックスしてます。会社のデスクにはなかなか置けませんよね。

フィギュアでもお酒でもいいと思いますが、家の方がたくさん置けるじゃないですか。仕事と一緒にやらないことが良いなと思いました。

在宅リモートワーク、こうしたら上手くいくんじゃないかまとめ

パートナー、家族
・やる、やらないを決める
・予め環境づくりに協力を仰ぐ
・気まずい雰囲気にならないようにしておく / 解決にむけて努力しておく

仕事
・外を眺める
・「やってる感」を出すことに躍起にならない
・ToDo決める
・退勤時間を決めておく

習慣
・できるだけ整理整頓してのぞむ
・身支度をちゃんとする
・ご飯を食べる
・趣味で時間を区切る

また来週、気が向いたら書きます。


Cover image : Photo by Nathan Riley on Unsplash

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