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手数料の低い投資信託を購入するのがいい理由

こんにちは。東京都練馬区でマネトレをしているファイナンシャルプランナー(FP)の佐藤彰です。

昨日は、投資信託業界の現状と投資初心者の方は低コストのインデックスファンドで投資をするとよいということを書きました。

今回はこのお話の続きで、なぜ投資信託は低コストで運用したらいいかについて書いてみます。

高コストの商品自体は悪くない

ネットや書籍等で投資信託の選び方について調べてみると、とにかく低コストのものを選ぶとよいと書いてあります。

まるで高コストそのものが悪いように思いますが、そうではありません。

高コストの投資信託でも、そのコストを上回る利益が出れば、低コストの投資信託よりも望ましいといえます。

問題はコストを払うにふさわしい投資信託かどうかです。

それを判断するのに大切なのが、過去の運用成績、ファンドの運用方針、運用担当者などです。

過去の運用成績を除くと、数字で判断が難しく、いいかどうかは目に見えない部分をどう評価するかに依ります。

この判断が投資初心者の方にはとても難しいです。

また、高コストに見合う運用成績を長期を出すのは、一般的に非常に困難です。

高コストで運用するファンドは、運用する手間がかかる、つまり、運用のプロが自身の目利きでファンドに組み込む株式や債券などの金融商品を選んでいます。

1年間、値上がりする株式や債券などをうまく選んでファンドに組み込むことはできても、それを毎年続けるとなると、プロでも非常に困難です。

長い目でみれば、投資信託はコストに見合う投資にならない場合が多いというのが、アメリカでも日本でも過去の歴史上明らかになっています。

低コストの投資信託の選び方

高コストの投資信託は、このように、いい商品か、悪い商品か判断が難しいということ、結果的に長い目でみると利益が出ていない商品が多いという2点から投資初心者の方にはおすすめはできません。

結局は低コストの投資信託がいいという話になるのですが、それでは低コストの投資信託はどのように選んだらいいのでしょうか?

主なものは、過去の運用成績、手数料、ファンドの規模の3点です。

低コストの投資信託は、たいてい特定の指数に連動した値動きを目指すインデックスファンドを買うという形になりますが、同種のインデックスファンドでも運用成績には微妙に差があります。

ですので、低コストの投資信託でも過去の運用成績のチェックは必要です。

また、低コストといっても同じ種類でも多少コストに違いがあるので、ここも比較するとよいでしょう。

そして、ファンドの規模が小さいと償還されて現金に戻ってしまうおそれがありますので、規模のチェックも必要です。

具体的には、同種のファンドと比較をして一桁運用規模が小さいタイプは選ばない方が無難です。

まとめ

結局、結論としては、低コストの投資信託で運用するのが無難という、一般的にいろんなところで言われていることと結論としては同じです。

セオリーが決まっている分、投資をしやすい反面、自分であれこれ考えて、金融商品を選ぶ面白みに欠ける部分もあることもまた事実です。

ただ人生は1回切りです。ギャンブルと投資は違うので、セオリー則っていたんは投資をしてみるのが最初は大事です。

これから資産運用を始めていきたい方の参考になれば幸いです。

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