読書感想文『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』

  ミニマリスト、ミニマリズム・・・
 なんか、流行っている生活スタイルらしい?

 何がそんなに魅力的なんだろ?

 なんて思いながら、数年ほど前に読んだ本となります。

 この本、すんごい良かった。

 全然知らないミニマリストという生活スタイルや、著者の”ジョシュア・ベッカー”さんの経験や哲学、周りにいるミニマリストたちの紹介等々が書かれた本となっています。(ちなみに、ミニマリズム、ミニマリストという言葉に馴染みのない方は検索をお願いいたします)

 本書では、大切な事柄に集中するためにミニマリズムという生活スタイルを推奨しています。

 つまり、余分な物を捨てて、本当に大切なことにお金と時間を使っていこう! みたいな感じです。

 こうしてまとめてみると、味気ないように感じてしまうかもしれません。
 当たり前のことを言っているようにとだけ感じるかもしれません。

 ただ、著者が紹介されているミニマリストたちの実体験を読んでいくと、これらの味気ない文章が、とたんに説得力のある、衝撃を受ける言葉になるのです。

 僕はこの本で紹介されているようなミニマリストにはなりませんでした。
 ただ、この本で何度もでてくる”大切なこと
 これを意識する生活スタイルへと徐々にシフトしていったのです。

 何度か書いておりますが、一時期お酒にすんごいお金と時間を使っていました。金曜日は、同僚と一緒に飲み歩き、梯子に次ぐ梯子。

 12時越えは当たり前。
 解散した後はふらふらしながら、なんとか帰宅して翌日は二日酔いで吐き気と戦う・・・

 基本的に、金曜、土曜はこんな感じで潰れていました。
 楽しんでいたし、(ある意味)貴重な経験ではありました。

 ただ、楽しんだ一方で健康を害し、時間やお金を湯水のように使っていたんですよねぇ・・・

 確かにお酒を飲むのは楽しいけど、別のことに時間やお金を使ったほうが、もっと楽しいんじゃない?

 ちょびっとだけ、考え方が変わっていったのです。

 周りを見渡せば、面白そうな物、サービス、情報が溢れています。
 スマホを開けば、無料で自分の興味のある動画を永遠と見ることも、文字を追うことも指先ひとつで簡単にできてしまいます。
 コンビニに行けば、目移りしてしまうほど沢山の食材が並んでおり、注文すれば自宅まで運んでくれるサービスなんかだってあります。

 だからこそ、大切なことを意識しなくちゃいけない。と思ったのです。

 なんか、カッコよく書いていますが、大したことではありません。

 お酒を浴びるように飲むのは楽しく大切な時間。
 だけど、僕にとっては喫茶店で読書をしたり、健康ランドでリラックスする方が、より大切だった。

 ただ、これだけです。

 世の中は大切だったり、楽しい時間や物で溢れています。

 そんな溢れる大切な中でも”より大切なこと”をちょびっとだけ意識して選ぶようになったのです。

 別に劇的に生活が代わったワケではありません。
 そこまでストイックに生活ができるはずもなく、お酒を浴びるほど飲んでしまったり、中毒性のあるゲームに何時間も嵌ってしまったことだってあります。
 えぇ、意識したからといって、常により大切ことだけに時間やお金を使うことは出来ませんでした。

 ただ、少し前までは、殆どなかった読書をする時間が増えました。
 健康を意識し、お酒の量が減り、非常に悪かった尿酸値などの数値も改善しました。

 そして、実家へ帰り両親や、友人たちと会う頻度が増えたのです。

 さて、これで『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる』の感想を終了いたします。

 この本の感想を書くのは非常に難しかったです。
 ちょっと上手くまとめられなかったので、読みにくかったら申し訳ありません。(この本の感想文が書けずに苦悩している記事は下になります。)

 部屋の物が減ったり、色々とシンプルになったり等々、この本が僕の生活へ与えた影響はかなり大きいです。

 もう少し、この本の魅力や面白さが伝わる文章が書きたかったという思いもありますが、本日はここまで。

 以上。納得のいく感想文が書けず、ショックを受けたサトウでした。

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