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仕事について

これまで、美術や作家や作品が持つ時間軸の中で、どの時点に関わることに自分は最も喜びを感じるのか、最も貢献できるのか、を探りながらいろいろな仕事をしてきた。 肩書きや職種を決めると探索ができないだろうとわりと早い時期に思ったので、一貫性がなさそうに見える転職を重ねることになった。 ただ闇雲の中にいる感覚に陥るときもあるし、漂流経験が不思議に組み合わさって活きるときもある。キャリア設計としては失敗例だろうが、この経験を知に変えられたら成功例と言い張ろうと思う。 境界をわたるとき

    • モンゴル体験、その後の目と耳 2

      11 キャンプ / 12 羊の解体 / 13 食べ物 / 14 オプション都市編 / 15 買い物 / 16 モンゴル現代美術 / 17 日本のモンゴル / 18 アイオワ / 19 マヌルネコ 11 キャンプ みんな1人で馬に乗れるようになってから、馬で遠出して、そこでゲルを建てて一泊して帰ってくる、という日があった。ゲルは車で。大きなスピーカー、酒や水、寝袋なども一緒に積み込まれた。 なだらかに斜面になっていて、木に囲まれているところにゲルを立てた。ベース音がすごい

      • モンゴル体験、その後の目と耳 1

        0 はじめに / 1 なぜ行ったか / 2 行き方 / 3 建物 / 4 合宿の感じ / 5 馬に乗る / 6 馬を知る / 7 草原のディテール / 8 服 / 9 鞍のマット / 10 祭り 0 はじめに 2019年7月、「モンゴル武者修行」という名の団体旅行か合宿のようなものに参加した。その経験自体が新鮮さと驚きに満ちたものだったのはもちろんのこと、参加をきっかけに、日常の中に意外とモンゴルに関連するものや動きがあることを認識しはじめて、気づくたびに、ちょっと面白い

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