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トクニ イミハ ナイ 何か


*アノヒ,アノ時,あの場所で。



サンジュウビョウマエ  ニ  シタハズノ  タメイキヲ,

マタツイタ  キミ。


ジブンジシン  ニ  アキアキ  シナガラモ,

ヒタスラ  マエヲムキ,

アルキツヅケネバナラヌ  ノガ,

コノジダイ  ニ  ウマレタモノノ  性  トイウモノ  ナノカモシレナイ。


焦燥ト諦観ノ  イリマジッタキモチヲ,

ムシスルノハ,

ホトンド  フカノウ  ニ  チカカッタ。


恋ニ  オチタ  オトコホド,

テニオエナイモノハナイ。


マサニ,フガイナイ  キミハ,

ショウテン  ノ  アワナイ目ヲ,

マド  ノ  ソト  ニ  ムケ,


ソラ  ヲ  ミタ。



テ  ニ  シタ  ショウセツ  ノ,ゴサツ  ニ  イッサツ  ハ,

カナラズ  ビョウシャスルヨウナ,

テンケイテキナ  飛行機雲ガ  イッチョクセンニ,

テンクウ  ノ  海ヲ  キリサイテユク。



ナゼ,

アノトキ,

ナニモ  デキナカッタ  ノカ。



瞼  ノ  ウラ  デ,ヒタスラ  リピートサレル,

彼女ノ  フシギソウナ  ヒョウジョウ。

ナニカ  デキタ,

シカシ,

アノトキノ  行動ガ,ジブン  ニ  デキル  サイダイゲン  ノ  工夫ダッタト,

自分ヲ  ドウニカ  ナットクサセヨウトスル。


ソンナ君ヲ  ミテイルト,

我々ハイヨイヨ,

タンナル形式的ナ道具ニ  スギナイノダト,痛感セザルヲエナイ。



ソウダロウ,ヴィンセント?


納得スル,マンネー・フィッツ。



人間というイキモノハ,我々ノ  コト  ヲ,


便箋と万年筆,ソウ言ウラシイね。



街中でスレ違イ,一目見テ,恋にオチタアノ子ニ,

一言デモ声ヲかけられたなら。


口は開いても,そこから出てくるのは吸った後の空気ダケ。

本当に必要なアレは,ドコカへ消え去ってしまったヨウダ。


彼ノ熱烈な視線に気がつき,怯えた目をこちらに向けた彼女は足早に雑踏の中へと消えていった。


ソノ姿を見失った彼の悲痛な表情といったら。


わずかな痕跡を探すかのように,周辺を見回す彼の足元ニハ

長方形の厚紙があった。


そこに記載してある住所に,思いの丈を記した文書を届けようと彼は考えた。


しかし,悲しいかな,握りしめた万年筆と彼の言語野は一向に動く気配を見せない。




ソウ,ワタシハ,文字という名のコトバ。


【the end……】


さつまいもが美味しい季節になりました。

寒暖差にやられ,盛大にひいた風邪がようやく治まりつつあります。

夏と冬が一年の大半を占めているような実感からして,日本もついに二季の国と化したのか…?と思うことが増えています。

読書の秋,世間の人々が どの程度本を手に取り,それらをゆっくりと味わう時間を有しているのか,気になります。個人的に,秋におすすめの書物と言われても,すぐにパッと思いつくものが少ないのが事実です。少し冷え込んでくる気候を鑑みると,恩田陸やエラリイ・クイーン,笹沢左保らのミステリーものが良いのでしょうか。といっても,ありきたりか…。


一昨年のクリスマスに,『時かけ』を観た時の

体感温度と心で感じる熱とのギャップは何とも言えないもので,幸せな時間を過ごせました。

なので,真夏が舞台のコンテンツを真冬に味わう,言わば「こたつで頬ばる雪見大福」的行為も,さり気に推しておきます。


箱根本箱や文喫,MANGA HOTELなどに行こう行こうと思いながらも,なかなかタイミングがつかめず,未だに実現できていないというのは単なる言い訳に過ぎないのかもしれません。


2019年も残すところ2ヶ月と10日程度となりました。あっという間だな。

少しでも前向きになれる物事になるたけ多く出会えるように自分から動かなくては,ですね

自戒の意を込めて。

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