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「ハイバイ、ママ!」を見て。再婚する?幸せとは?あなたならどうする?

韓国ドラマ「ハイバイ、ママ!」全16話がNetflixで一挙配信されていたので、見てしまいました。

いやぁ、面白い笑笑
普段は日本のドラマも見ないし、韓国ドラマなんて自分からは滅多に見ないのですが、すごいね!韓国ドラマって。大満足でした。

あらすじ↓

「ハイバイ、ママ!」は、事故で家族のそばを離れるチャ・ユリ(キム・テヒ)が、死別の痛みを乗り越えて新しい人生を始めた夫チョ・ガンファ(イ・ギュヒョン)と娘の前に再び現れ、繰り広げられるゴーストママの49日のリアルな生まれ変わりストーリーを描く。

以下は、1話のネタバレ内容になっているので、ネタバレがダメな人は1話見てから読んでください!

まず設定として、この世に未練の残った人は、霊媒師の許可のもと、幽霊となって現世に残ることができます。基本的に、人からは見えませんし、モノに触れることもできません。ですが、幽霊同士は交流することができ、「納骨堂」には訳アリな幽霊たちがたくさんいます。

2015年、主人公のチャ・ユリは臨月の状態で交通事故にあい、苦渋の決断の末、赤ちゃんの命を優先したため命を落としてしまいます。ですが、赤ちゃんと夫チョ・ガンファが心配であの世へはいけず、幽霊として現世に残り、家族のそばに居続けてしまいます。

ガンファは、最愛の妻を亡くした悲しみで生ける屍のような状態になってしまいます。その絶望したガンファを支えたのが、大学の後輩で、ガンファの大学病院の看護師として赴任してきたミンジョンでした。そのうち、ガンファとミンジョンは惹かれあい、再婚をします。ミンジョンはガンファの連れ子(チャ・ユリのお腹の中にいた子)ソウのお母さんになろうと仕事もやめて、必死に努力して育てます。

チャ・ユリの死から4年後、チャ・ユリは毎日我が子ソウのようすを見にガンファの家をのぞきに来ます。そして、ソウに触れることができないことに絶望し、今までの積もりに積もった想いがあふれて、神様に猛抗議します。すると、チャ・ユリが生き返ります(笑)しかし、後に49日間だけの期限付きであることが霊媒師ミドンに告げられます。そして、「本当に生き返るためには、元の居場所を取り戻す必要がある」と。

だれも悪くない!だれのせいでもない!

このドラマのテーマは、「今日を生きれるのは当たり前のことじゃない」だと思います。主人公はあと1週間後に出産を控えていたのに交通事故にあってしまいます。それだけでもう辛い。号泣です。

死んでしまったチャ・ユリは、取り残してしまった夫ガンファに対して、「私のせいであなたを不幸にしてしまった」と、医者でありながら妻を救えなかったガンファは、妻ユリに対して「僕のせいで君を死なせてしまった」と後悔の念からただただ届かない謝罪を繰り返します。

どちらのせいでもないのに。見てられないほどに辛すぎました。

でも、それ以上に考えさせられたのは、やっぱり、再婚した後に元妻が生き返ること!

どうします???(笑)

Q.あなたは、最愛の妻(夫)をなくしました。一歳にも満たない子どもがいます。のちに再婚をしました。今の妻(夫)も子どもを実子同然に可愛がってくれています。そんな矢先、元妻が生き返り自分の目の前に現れました。あなたは、この先どうしますか?


いや、選べないよね(笑)選ぶっていうのがそもそもおかしな話な気もするし。もちろん、今の妻を優先すべきなのは明白なんですが、男の僕からすると、自責の念で押しつぶされそうになったんじゃないかなと思います。「再婚してしまって申し訳ない」と思わずにはいられないでしょう。


再婚するか、しないか

このドラマをカップルで見るとします。すると、絶対この議論が生まれます。生き別れた後「再婚するか、しないか」、ガンファは再婚すれべきだったか、そうではなかったか。

A.これは即答できる問題ではない。

もちろん、今のあなたの答えがあるでしょう。でも、それは「今の答え」であって、「実際に最愛の人を失ったときの答え」ではありません。たぶん、変わるんじゃないかと思います。即答できる問題でもない気がします。

これを考えるときには「自分の幸せ」VS.「罪悪感」を考えないといけないと思います。

罪悪感の怖さ

まず、わかりやすい「罪悪感」が大きい場合を考えます。

罪悪感が強いということは、「彼(彼女)は、道半ばで死んでしまったのに、自分だけ幸せになんてなれない」という状態です。

これでは、まず再婚はできないでしょう。再婚するということは、新しい未来に幸せを見出すことですから。なので、「再婚はしない、できない」と答える人は、こういった「罪悪感」を抱いてしまう人です。まあ、罪悪感を持つこと自体はまったく間違ってないと思います。誰だって愛する人をなくしたら、そうなってしまうでしょう。

罪悪感の怖さは、幸せを感じるほど罪悪感は大きくなるというところにあります。「自分だけ幸せでいいんだろうか」と考えてしまうのですね。

そこから抜け出せるかは、周りの人間や生前の愛する人の「許し」にかかっています。つまり、どこで自分を許せるかだと思いました。
(こんな若造に何が分かるんだと思わずお付き合いください。一応本気で考えています。)

幸せ

では、罪悪感を乗り越え、次なる「自分の幸せ」を求めるとはどういうことなんでしょうか。

「自分の幸せ」とは、自分がこの後生きていくうえで大事にしていこうと思うものを手に入れられること。と僕は思います。

まず「幸せ」の定義が、人によって違うので意見は一致しないでしょうが、僕の意見を述べると、「幸せ」は一人では勝ち取れません。人は「誰か」がいてはじめて「幸せ」を感じることができます。

「幸せ」とは、その人に何をしてあげられたかだと思うからです。
「その人がどれだけ大事な人か」×「してあげれたことの量」=「幸せ」です。

つまり、「自分の幸せ」を求めることは「大事な人」探しか、「人に与える量」を増やすことです。

「大事な人」探しをすると行き着く先は「再婚」ですね。

「人に与える量」を増やすことをするのは、何かを創って届けるクリエーターとかサービス業とかでしょうか。でも、一度結婚している人がこのような人間関係で得られる幸せに満足できるかは疑問が残りますね。もともと結婚はしなくてもいい人は、このタイプだと思っています。

どっちが正解とかじゃない!

これまで、幸せを軸に考えてきましたが、こればかりは正解は見つけられません。どっちがいいとかじゃなくない??
愛する人を忘れたくなくて、ずっと罪悪感を抱えている人もいるだろうし、それを間違っているなんて言えないよね。問題は自分だったらどうするんだろう?ってところで、今考えても答えはでないし、出たとしてもそれは仮初だから、どうせムダなんだろうけど、考えたくなる議題ではないでしょうか。ということですね(笑)

おわりに

ああ、もう、こんなんじゃ何も伝わらないですよね(笑)

本当にみてほしい!語らいたいです。

作品自体は、すごいピュアで透明感があって僕は好きな感じのやつです。
登場人物も色んな意味ですごう豊富で、毎話考えさせられる部分がありました。1話あたりが結構長いので、見ごたえはありますよ。
めちゃめちゃ泣けるので、たくさん泣いてストレス発散してください!






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