【ゆかしきもの】質感の違う帯による仕上がりの違い
こんばんは。
着物コーディネーターさとです。
帯結び、特に半幅帯は顕著だと思うのですが、
帯結びが「綺麗に仕上がる帯」と「そうじゃない帯」って
差があると思いませんか?
帯結びには帯の質感、
特に、硬さ・柔らかさ・ハリなどによって、
向いている帯とそうでない帯があります。
今日はそんな「帯の質感による仕上がりの違い」について書いてみました。
では、使用する物の紹介です。
今日は質感の違う半幅帯を使います。
①ハリのある博多帯
正絹の博多帯は薄地でハリがあります。
帯芯が縫い込まれていないのでハリがあるのに固くないので、
折り目がパキっとつきやすい=形が作りやすいです。
②アンティークの染めの半幅帯
アンティークの染帯です。
何かを半幅帯に仕立て替えたものだと思うのですが、
柔らかいのですが、がっつり帯芯が入っていて厚みがあります。
ふんわりしているので、博多帯とは対照的で折り目がつきにくいです。
この手の帯、古着だと結構あるのですが、
どれも結構短いんですよね。笑
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