「こんな紅葉見たことない」絶景の中を走り抜ける!!
初めてのトレイルランニングレース「白馬国際トレイルラン」10Kmのレースにでて、自分の走ることに対する考えは一気に変わりました。
元々は
「走る=辛い/苦手/嫌い」
だったのが、レース後には
「(山を)走る=気持ちい/楽しい/景色最高」
に変わりました。コーチングでいえば「ブリーフシステムの書き換え」が一気に起こりました。
(参照)苦手意識の上手な克服の仕方
こうなってしまうと、もう山を走りたくて仕方がない。ネットで「トレイルランニング」で検索し始めたり、「何か良いレースないかなぁ」とレース情報を探しに行くようになり、とにかく山に行きたくて仕方がなくなりました。
ただ、トレイルランニングは山を走る競技のため、雪が降ってしまうと危険度が一気に増すためレースは11月にはほぼ終わります。しかも白馬のレースは9月だったのでそこからエントリーできるレースは殆どありませんでした。
しかし、11月に「上越国際トレイルフェス」という新潟県の上越国際スキー場で行われるレースがエントリーを受け付けていました。ところが距離は35km。つい3か月前までロードで10kmもまともに走ったことがなかったのに、35kmの山道なんて「本当に大丈夫か?」と思いました。
しかしそれを逃すともう翌年の春までレースがないと思うと、エントリーフォームで指が勝手に「ポチっ」と参加ボタンを押していましたww
紅葉とフカフカのトレイル
レースは11月上旬。会場の上越では日中はまだ肌寒いくらいでしたが朝晩はかなり冷え込んでいました。
前日ホテルに泊まり翌朝7時にレースがスタートしました。
スキー場を利用したコースなので、最初はひたすら上り。しかし山の中に入ると既に木々は色づき、地面には落ち葉が敷き詰められフカフカの極上のトレイルが待っていました。
そして奥に進めば進むほど紅葉は一層色濃くなっていきました。
しかし、10km過ぎたころから足に疲労が溜まり始め、20km進んだころには「まだ、あと15kmもあるのか。。。」と先の長さに絶望的な気持ちになり、この紅葉を楽しめる余裕はなくなりました。
この頃はまだウェアリングやエネルギー補給についても殆ど知識がなかったので、暑くなって汗をかき切ってからウィンドブレーカーを脱いだり、途中でエネルギーを殆ど取っていなかったため、エネルギー切れを起こしてしまい、脚は棒のような状態。疲労感も半端なく、最後の5kmはフラフラで意識も飛び飛びになるほどに疲れ切ってしまいました。
「こんなにキツイこと、なんでやってるんだろう??」
走りながら何度も自問を繰り返しました。
そしてどうにかゴール。。。
ゴールした瞬間は「やった、ゴールできた…」という安堵感が湧いてきました。
そしてゴール後に温泉に浸かっているときに「まさか35km走れると思わなかった。やれば出来るんだな」と自分の可能性に心が湧きました。
そして私はこの後、さらに長い距離を走ることにはまっていきました。
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