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    佐冬のなかにいるあたしのぼやき

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時空のどこかから届く

今日は佐冬が唐突に語り出した。 そのあと家事をしながら突然泣き出して 膝から崩れ落ちていた。 30年も前の、当時の自分への気持ちが溢れたみたい。 その気持ちをあえて言葉にするならば 『あなたに、幸せでいてほしい。』 あなた っていうのは 当時の自分だったり いま高校生な誰かだったり 閉ざされた場所で立ち往生しているあなたのこと。 実際には閉ざされてなんていないけれど でも、そういう風にしか見えない場所で もがくこともできないでいるあなたのこと。 いまが最高に幸

    • ことば

      つまんない さみしい しにたい(おわりたい) このあたりの区別は あたしには難しい (2020年 8月の下書きより)

      • 不登校未満だった頃の話

        佐冬です。なかにいるあたしじゃなくて。 なんでかとつぜん 不登校未満だった高校時代のことを 言葉にしたくなりました。 どこに?どのように?・・・・ いちばん落ち着いたのがここだったので ここで始めてみます。 私が不登校未満だったのは もう30年近く前のこと。1990年代の前半。 県立の高校に通ってました。 当時は学区というものがあって その中ではトップの いわゆる進学校なんでしょう。 進学率が毎年ほぼ100%で ときどき東大や京大に進学する人がいるような 早慶上智が花

        • 人体という浄化装置

          あたしにいわせれば 人体は、浄化装置 地球に湧いて 空気中にただよう 感情とよばれるエネルギーを 人体はキャッチして 思考が複雑化して 感覚におとしこんで まるで自分から生まれたかのように扱うけれど あたしにいわせれば そんなのぜんぶ後付け ラベルをはずして ただのエネルギーになりたい 感情エネルギーが錯覚させているだけのこと

        時空のどこかから届く

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        • あたし
          6本

        記事

          この世はお化け屋敷

          「こんなはずじゃなかった……」 そう思ったに違いない たしかな記憶はないが この地球にやってきて しばらく過ごしたのち あたしは絶望したはずだ 遊園地だと聞いていたのに 見渡す限りのお化け屋敷だった お化け屋敷だけの遊園地を 遊園地と呼ぶことは 間違ってはないけど 正しくもないだろう メリーゴーラウンドや観覧車で のんびりくるくる愉しむはずだったのに なんだって魑魅魍魎が跋扈するなか 驚き叫び慌てながら進まねばならないのか しかもお化け屋敷を進むひとたちは そ

          この世はお化け屋敷

          デスクワークの狂気

          ヒトの肉体 というのは 何かと不便である 不便な上に どうも佐冬*の暮らす近代日本では 使い方を間違えている *佐冬:あたしがこの地球で暮らすのに借りてる肉体 なんせ地球のことも肉体のことも よくわからないまま始まったから 周りに倣って 数十年やってみたけれど はっきり言って、狂気の沙汰。 肉体がうまく動かなくなって 古今東西の知識をさらってみたら そう思わざるを得なくなった ヒトの肉体っていうのは 動かすことを前提につくられている 動かす以上に整う方法はない

          デスクワークの狂気

          あたしと佐冬

          今日も暑い。 佐冬は朝からビールを呑んでいる。 佐冬っていうのは あたしの乗り物というか器というか この地球で暮らすのに借りてる肉体のこと。 けっこう丈夫にできてる。 あたしは生を受けてからほとんどずっと 地球撤退を願ってるのに 佐冬が丈夫なおかげでちっとも終わりにならない。 あんまり退屈で いろいろ、いろいろやってはみたけど やっぱり退屈で ここでいろいろ吐いてみようかと思って 佐冬を通さずにね 続くかわかんないけど とりあえずこれで今日は 15分くらい消費できた

          あたしと佐冬