漢方養生指導士への道〜ベーシック編⑥〜
第6回目記録になります!
本日は、疾病を発生させる原因についてです。
漢方では、2種類に分けて考えます。
①外気からの邪気で発症する(急性)→外感病
②ストレス・過労・生活リズムの乱れから発症する(慢性)→内傷病
今回は、①の外感病の一つ「六淫」について記していきます。
六淫とは、病気の原因となる自然界の外気・気候を6つに分けた
「六気」が邪気によって侵されことを言います。
「六気」とは、
「風・火・暑・湿・燥・寒」と季節の巡りによって現れる
気候の変化を6つに分けたものを言います。
例えば、「風」の邪気が体内に入ってくると「風邪」を引くといった感じです。
なので、邪気に侵された六気は、
「風邪・火邪・暑邪・湿邪・燥邪・寒邪」と
言葉が変化します。
変化した言葉をまとめたものを「六淫」と言います。
原因としては3つあります。
1.過剰:夏が暑すぎる・冬が寒すぎる
「~すぎる」と気候の変化が強く表れたとき
2.不足:夏が冷夏・冬が暖冬など気候の変化が少ない
3.季節の不相応:季節外れのの気候がある
(暑いはずの夏に寒い日がある/寒いはずの冬に暑い日がある)
ここ数年の夏は、過剰が原因と言っても良さそうですね。
但し、必ずしも病気になるとは限りません!
元気な人は元気です!
漢方は、あくまで「個人」として考えるので、
病気になるならないは「自分次第」です。
そのために、養生することで病気の予防になりますね。
次回は、今回お伝えした「六淫」をより深堀した
「風邪・火邪・暑邪・湿邪・燥邪・寒邪」について記していきます。
今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました!!