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不登校をきっかけに変わった夫婦の関係(72/90)

私はずっと専業主婦だったので、子どものことは当然私がやるべきことだと思っていたし、私自身も、母がそうだったので、当たり前だと思ってやっていました。旦那さんもそれを希望していたこともあります。

旦那さん、普段は帰りも遅く、子供とあまり関わることができなかったので、日頃の様子は、私から聞いて知る感じでした。

小さいうちは、何か問題ごとが起こったり、悩みがあったとしても、私で解決できることも多かったので、こんなことがあったけど、こうしたよとか事後報告というか。それで良かったんです。

でも、大きくなってくると、私だけでは解決できないことも増えてきます。

小学生になって、一番大変だったのは、ゲーム。最初のうちは、ルールを決めて、時間やゲームをしていいタイミングとか約束していたのに、だんだん守れなくなるわけです。私がいくら言っても、無視してゲームをします。

そういう時は、旦那さんの出番です。私からみて、ちょっと厳しいかなと思う感じでしたが、それについて口出ししてしまうと、話が拗れてしまうので、任せてしまった以上は、思っても言わないことが多かったです。

もちろん、あまりに厳しくて、なんかズレてるなと思う時は、叱っている最中には言わず、後から伝えることもありました。それで夫婦間で揉めることもありましたが、私が譲ることが多かったと思います。

そんな感じで、息子が中学生になると、今度はスマホやオンラインゲームが問題になってきました。

まだ息子も学校へ行っていた時期でしたが、とにかく大変でした。色々と難しかった。私では対処できないことが増えてきて、旦那さんが関わることも増えてきました。

でも、お年頃なのもあり、息子の態度も生意気だったりで、旦那さんが冷静でいられなくなることも多かったように思います。

スマホやゲームは旦那さんの目にも見えてのことなので、注意もしやすかったのですが、それ以外の私に対しての息子の態度や学校から帰ってきてからのストレス全開の様子などは、私がいくら説明しても、旦那さんには伝わっていなかったのです。

仕事から帰ってきて、あれこれ話しても、聞いてくれてはいるものの、深刻さがあまり伝わっていなかったのだと思います。今思えば、私の話すタイミングや話し方も良くなかったと思います。

夫婦仲は元々悪くなかったのですが、この頃は息子のことでギスギスしていました。

その後、息子のことで大きな出来事があり、私たちは色々なところに相談しに行くことになります。

その中で、心理士さんに言われたのが、「夫婦一枚岩にならないと」言うことでした。それは本当に響きました。

息子を思う気持ちが二人ともあるのに、方向性が違いすぎて、それが息子を混乱させることになると言うこと、お互い思っていることがあっても、我慢していることがあったこと。

実際に、私が追い詰められて、よく布団をかぶって泣いていた時期で、旦那さんにひどい事を言っていました。それをどう言う気持ちで聞いていたのか、何にも言わないので、わかりませんでした。

でも、旦那さんだって言いたいことがあったはずです。私も感情をぶつけてはいたけど、本心でそんな事を言っているのか、正直、自分でも分からなくなっていました。

言われた一言がきっかけで、私たちは会話をしっかりするようになりました。とにかく、今の息子の状況をなんとかしたい。その一心でした。まだ、学校へ行っていた時期でしたが、この時期にそのことがあったおかげで、学校へ行かなくなっても、夫婦で対応できたと思います。

最初は息子のことがきっかけでしたが、このことが夫婦の関係性を見直すきっかけにもなりました。

最近思うのが、息子は私たちのところを選んで生まれてきたんだなと言うことです。私たちは息子を通してたくさん学びました。今でもそれは続いていますが、息子にとってもそうなのかもしれないです。私たちのところにいるから成長できて学ぶことがある。そして、娘も含めて、家族で乗り越えていく。

そう考えると、なにもかもがありがたく感じる。

最近、穏やかな息子との会話でそんなことを思うのです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

ひとりごと

とは言え、全然、夫婦喧嘩もします 笑
不満があれば、そのまま伝えます。
でも以前と違うのは、ちゃんと気持ちを伝え合えること。
だから我慢する必要がなくなった、お互い。
そして、喧嘩をしたとしても、それはその内容に関してだけで
お互い切り替えも上手になった。
と私は思っているけど、真相は、、、旦那さんはどうだろうか 笑
とにかく、旦那さんいつもありがとう。
おしゃべりでうるさい嫁ですが、これからもよろしく。


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