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080: プエブロ

今年、プエブロのリメイクが世に出回った。以前、オープン会でプレイさせてもらい面白かった思い出もあり購入して積んでいたのだが、先日18toyaさんが取り上げていて久しぶりにプレイしたくなり子供達と遊んでみた。

クラマー&キースリング黄金コンビによるシンプルなパズルゲームなのだが、随所にボードゲームらしいやり取りの面白さを感じる素敵な作品なのでレビューしたい。


ゲーム概要

プエブロはスペイン語で、人、町、村を意味します。ただし、アリゾナ州、ニューメキシコ州、および隣接する地域では、主にそこに住む先住民のプエブロ族の段々になった家屋の集落を指します。プエブロの個々の居住ユニットは、粘土のレンガで作られた巨大な箱のようなもので、互いに積み重ねられています。

Jelly Jelly Games HPより引用

プレイヤーは建築家となり、プエブロの居住ユニットを建設していく。手番ではブロックを1つ配置した後、監督官でもある首長を動かして建築物をチェックしてもらう。建築物に違反があるとペナルティが加算されていき、全員がブロックを置き終わるとゲーム終了。もっともペナルティの少ないプレイヤーの勝利となる。

なおルールに関しては、上記の通りだがJelly Jelly Gamesのページに詳細が示されているので興味のある方はこちらを参照して欲しい。


雰囲気の良いブロック積みゲーム

まず手書き風の異国情緒あふれるメインボードが美しい。ここに木製のブロックを積み上げていくことは、想像するだけでワクワクするプリミティブな楽しさがある。今回、長男ショーンと三男レオンの3人で遊んだのだが、小5のレオンは木製ブロックを積み上げることだけで既に興奮気味だったw

ブロックを積んでいくのが楽しい♪


白いブロックで隠さないといけない緊張感が面白い!

初プレイ時の初手はどうして良いのか分からずに何となくブロックを置いていくのだが、2手目が回って来た時にふと気付く。

「え?これすごいマイナス点になるやん・・・」

そう、例のワシ監督が自分たちのブロックに睨みを利かせているのだ。とにかく一手一手にかかるプレッシャーがすごい!油断するとすぐにどデカいマイナス点をくらってしまう。

睨みを効かせているワシ監督

とにかく自分のブロックを白いブロックで隠さないといけない。しかし、一方を隠せば裏は丸見えというジレンマが常に付きまとう。そして各プレイヤーには独自の色のブロックと白色のブロックが配布されており、これらを交互に使用していく必要があるので余計に悩ましいw


他プレイヤーにマイナス点を押し付けろ!

そして、自分のブロックは白で覆い隠した後に、他プレイヤーの丸見えのブロックをワシ監督に告げ口する瞬間が何とも楽しい♪

「監督、あちらにヤバい建物がありますぜ、へへへ。」

なんてことを言いながら、ワシ監督を1〜4マス移動させる。当然そこには他プレイヤーの恥ずかしい?建物が建っており、マイナス点を押し付けていく。当然相手も自分の建物にマイナス点を遠慮なく食らわせてくる。この笑いながら殴り合う感覚が何とも楽しい♪

ワシ監督「はい、そこ!美しくないよー!」


今回の満足度:7.5点(10点満点)

久しぶりにプレイしたのだが、やっぱり楽しい。
自分のブロックを隠すように置くパズル的な悩ましさと、他プレイヤーの隙を見つけてワシ監督を動かすちょっと意地悪な楽しさが魅力的なゲームだ。

今回のリメイク版は円形になっておりアートワークも雰囲気があって素晴らしい。ちょっと得点マーカーの形が特殊で向きを変えないといけないのが面倒だが許容範囲だろう。またスタートプレイヤーが少し有利という噂もあるが、数回のプレイなのでちょっと分からない。出来るだけスタートプレイヤーは初心者に譲る方が楽しめるかもしれない。

完璧なゲームではないかもしれないが、独特の魅力を持っていてとても楽しい。
またプレイしたい♪

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Sato39
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