057: イスタンブールBIGBOX、コーヒーとお恵みを
「ドーン歩き研究会」の続きです。
前回の記事はこちら。
第1拡張:「コーヒーとお恵みを」
今回、豊橋近辺に住むイスタンブール好き?4人が集まった。まあ最初から拡張入りで良いだろう、ということで、私の遊んだことのない第1拡張「コーヒーとお恵みを」を入れてプレイすることになった。
この拡張では商品「コーヒー」が追加され、新しい場所も4ヶ所追加されている。またマップが4x5と1列追加して大きくなり、移動がより戦略的になった。
コーヒーは主に「焙煎所」で獲得することができ、「コーヒーハウス」でルビーに交換したり、「酒場(タバーン)」で3種類のアイテムと交換が出来る。
また「ギルドホール」ではギルドカードを入手できる。ギルドカードは強力な効果を持ち、手番のアクションの代わりにカードをプレイする。
酒場タイルが強い!?
コーヒーを持って酒場へ行くと、以下の3つのうち1つを実行できる。
①柵駒の配置
②酒場タイルの獲得
③バクシーシ(お恵み)によるルビー交換
①柵駒は自分以外のプレイヤーが通行できなくなるトークンである。誰かが無双ルートを見つけた場合に抑止力があると思われる、が今回は誰も使わなかったので効果は不明だw
②酒場タイルという2種類の特殊能力タイルが追加された。一つは飛車のように縦横を自由に移動できるタイルで、もう一つは総督や密輸商人との出会いがノーコストになるタイル。
特に出会いがノーコストになるタイルが強い印象を受けた。またマップも4x5と少し大きくなったため、飛車移動タイルも他プレイヤーの意表を突く移動が可能になっている。
③バクシーシとは「富めるものから貧しいものへの施し」のことだが、コーヒーと商品を渡すことでルビーを獲得できるようになっている。今回は誰も使用しなかったのだが、状況により威力を発揮しそうだ。
ギルドカードが強力!
ギルドホールではコーヒー1個とギルドカードが入手できる。このカードは手番のアクションの代わりに1枚プレイすることができるカードで、非常に強力だ。
手押し車の拡張タイルを無料で1枚獲得したり、噴水に集合した後にもう1手番プレイしたり、コーヒーハウスから半分のコストでルビーを獲得したりできる。ちょっとトリッキーな動きになるため、他プレイヤーの計画を狂わせることができる面白い新要素だと感じた。
中立の助手ルールが良い!
今回、shuさんの提案で選択ルールである「中立の助手」を採用した。これはどのプレイヤーにも所属しない助手駒を1つずつ持ってゲームを開始するのだが、通常通り場所タイル上に配置してアクションを行った後は、誰が使用しても良い助手駒となる。
これにより盤面全体に利用可能な助手駒が配置されることとなり、インタラクションが増して非常に戦略的で面白いゲーム展開となった。これはイスタンブール好きにはおすすめの選択ルールだ。
今回の満足度:8点(10点満点)
イスタンブールは非常に分かりやすいルールでありながら、悩ましさもある素晴らしい作品だと再認識できた。ルール的には小学生の息子とも遊べる内容なのにゲーマー達とプレイしても非常に面白く楽しい。
基本だけだと茶屋におけるサイコロ賭博が運ゲー感を出しているのだが、強力な酒場タイルの能力やトリッキーな動きが可能になるギルドカードのおかげで戦略的な面が強化されたように思う。
今回のプレイでは、手押し車を拡張しない逃げ切りのスタイルでshuさんがルビー6個を素早く集めて勝利。イスタンブールの奥の深さを痛感させられるゲームとなった。ゲーマーと遊ぶとゲームの違った一面が見れて楽しいものだ。
2戦目は「書簡と証印」拡張も追加した。次は勝つ!
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