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028: プラネット・アンノウン4人戦

お正月にソロプレイを楽しんだプラネット・アンノウンを、今度は4人戦のマルチプレイで遊んでみた。プレイ感に変わりはないのだが、目標とするプレイが変わってくる印象で面白かった。



ゲーム概要

地球の資源が枯渇し他の惑星への移住を余儀なくされている世界において、惑星開発を目指す企業のCEOとなって、未知の惑星を開拓することを目的とする。

ゲーム概要とソロプレイの感想は以前の記事を参照してほしい。


多人数プレイでは、次のタイルが分からない!

ソロプレイでも多人数プレイでも、惑星にタイルを置いていき、企業ボードを発展させていくプレイ感はあまり変わらない。いや、むしろ同じと言っていい。では何が違うかと言うと、多人数プレイでは、次にどのタイルが来るか全く読めない。

ソロプレイでは毎ターン、時計回りに一区画だけ回してタイルを選ぶ。そのためターンテーブルを見回すと大体どんなタイルが次にやって来るか予測がつく。

ところが多人数プレイでは司令官が「宇宙ステーションSUSAN」を好きなように回し、各プレイヤーが自分に割り当てられたタイルを自分の惑星に配置していくことになるので、次にどんなタイルが回ってくるのか全く予想できない。これはなかなか悩ましく、悲鳴が上がったw


隣のプレイヤーとの競争あり!

またマルチプレイの特徴として、両隣のプレイヤーとの競争がある。自分の左右のプレイヤーとの間に目標カードが置かれており、ゲーム終了時に参照される。例えば、除去した隕石の数であったり、助け出した救出ポッドの数であったりする。

これらも大切な得点源となるため、終盤では気の抜けない状況となった。なかなか面白い仕掛けだったと思う。


やはり拡大感は気持ち良い♪

このゲームの特徴である企業ボードのパラメータ上げは、やはり気持ち良い!毎手番、タイルを配置するので必ず2種類のパラメータが1つずつ上がる。それによりコンボが発生して、2つ、3つとパラメータが上がっていく高揚感は素晴らしい。

そしてどんどんと解放されていく能力によるアッパー感とローバーが走り回るのは何とも楽しかった。


感想

今回の満足度:8点(10点満点)

さすが2023年ドイツゲーム賞1位&ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門ノミネート作品である。使い古されたであろうポリオミノによるタイル配置ゲームに、ターンテーブルによる阿鼻叫喚のパーティ感とパラメータ上げによる拡大感をうまく融合させており、面白い。

まあ欠点としては、今風の仕上がりでソロプレイ感はどうしても強く、SFテーマは妻の興味を引くことはできず「惑星の開拓なんてしたくない。」の一言で片付けられてしまった。どうも女性ウケは悪いようだ。

それでも私や息子たちは非常に楽しめたし、条件の全く違う他の惑星も試してみたいと思ったので、まだまだこれからも楽しめそうだ♪


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