Day16: 「モダンアート韓国版」の感想
おはようございます。
みっくみくにしてやんよ。Sato39です。
毎日更新ボドゲレビュー日記16日目。
昨日少し感想を書いたゲームですが、まだ書き足りない!
ということで、もう少し詳しい感想です。
【モダンアート韓国版】
「モダンアートは、ライナー・クニツィアの3大競りゲームの一つ。」
もう聞き飽きたフレーズだ。
3大競りゲームとは、「モダンアート」、「メディチ」、「ラー」のことだが、これまでメディチとラーはプレイしたことがある。どちらもテーマがしっかりしていて工夫も感じられて非常に楽しかったゲームだ。
ただモダンアートは今ひとつ興味が無かった。
プレイヤーは絵画の買い付けや売り手となるのだが、その絵画がパッとしない。レビューなどを見ても何だか訳の分からないアートワークで興味が湧かなかった。
そんな中、Twitterで「モダンアート豪華版」なるもののプレイ報告を見かけた。イーゼルや木製ハンマーも魅力的だが、私が一番興味を惹かれたのはそのアートワークだ。
なんと実在の有名画家とその絵画がそのまま使用されている!
これは欲しい!
ということで、早速DiceTree社のHPから購入。
【プレイ記】
購入したものの、なかなかプレイする機会に恵まれなかったのだが、今回5人ゲーム名作会ということで良い機会と思い持って行くことにした。
メインボードは両面になっており、それぞれ違ったテーマで遊べるようになっている。なんとも気の利いた仕様だ。
今回使用したのは、世界的な現代画家のテーマで5人の画家は以下の通り。
Edouard Manet マネ
Paul Cezanne セザンヌ
Vincent van Gogh ゴッホ
Edvard Munch ムンク
Gustav Klimt クリムト
正直、クリムト以外は知っている画家なので、毎ラウンド手札にくるカードを見るのは非常にワクワクした。別に絵画に精通している訳ではないので、ほとんど知らない絵なんだがw
肝心のプレイ感だが、これは思った以上に最高のゲームだった。
ルールブックを読むと、毎ラウンド手札に人数により決められた絵画カードがランダムに配られ、手番のプレイヤーが競売人となって1枚カードを出して競りを行うことしか書いていない。
「なんだ、それだけ?」
正直、面白いかどうか不安なゲームに感じていた。
1ラウンド目、序盤は普通に競りが始まった。
私の手札には、セザンヌのカードが3枚ほど入っていた。フリーオークション、一巡巡り、一斉入札・・・、競りの方法は変わるけど特によく分からないまま進行していく。
「セザンヌのこの絵は好みだから、とりあえず1枚ぐらい買っておくか。」
そんなフワッとした気持ちでゲームは進んでいたのだが、セザンヌの絵画が2枚目、3枚目と場に出てくると、ちょっとソワソワしてきた。
「もしかしたら、この絵が高値で売れるかもしれない・・・」
場に同じ画家の絵が5枚出るとラウンド終了で、その画家の絵は高額で売れることになる。こうなると何としてもセザンヌを1番の推し画家としてラウンド終了したくなってきた。
「出来ればもう1枚セザンヌを買ってラウンド終了にする・・・」
そんなことを密かに思うと自然と興奮した。
1ラウンド目は狙い通り、セザンヌが1番人気の画家として評価されて1枚30金の値で売れた♪
2ラウンド目。
資金も少し増えてウハウハだ。
しかも手札にはまだ2枚のセザンヌの絵がある。しかも1枚はダブルオークションカードで、2枚同時に競りにかけることができる。
「この2枚の絵は高く売れるに違いない♪」
そんなことを思うと自然と笑みが溢れる。
そして回ってきた私の手番。
私は手札に温存していた2枚のセザンヌのカードをイーゼルの上に置き、声高らかに競売を始めた。
「さあさあ、今一番ノリに乗っている画家セザンヌの絵ですよ。しかも今回は2枚同時だよ!」
一瞬、場に緊張が走ったかと思うと4人のプレイヤーが顔を見合わせた。
ダブルオークションのカードと一緒に出したカードは、フリーオークションのカード。つまり皆が自由に競り値をつけることが出来る。
「10!」
「12!」
「15!」
次々と入札額が上がっていく♪
ワクワクが止まらない。
「25!」
もうそれ以上は出てこないようだ。
私はオークションハンマーをコン、コン!と叩き入札を確定した。
「はい、おめでとうございます。」
私の手元には25金の大金が手に入った。
残念ながらセザンヌ人気はその後失速して3番人気となってしまったが、それでも1ラウンド目と合計して1枚40金で売れている。
その後は、それまで人気のなかったマネとムンクの絵がたくさん出てくる展開で、ムンクの絵を2枚ダブルオークションで一儲けするもトップには遠く及ばなかった。
【感想】
これは想像以上に、とても楽しかった。
ゲームルール的には色々な競りを行うだけなのだが、競りの醍醐味をシンプルに楽しむことが出来るところが良いのだろうか。
韓国版の欠点として、カードに記載されているアイコンの色が識別困難であること、イーゼルを立てて使用すると背面側のプレイヤーが見えないことw、などが気になったが、まあ些細なことか。
何より実在の画家の絵画が非常に魅力的だし、オークションハンマーを叩くのはシンプルに楽しいw
メタルコインも雰囲気を盛り上げてくれる。
さすが名作。人数が多い時にはまた遊びたい。
長文読んでいただき、ありがとうございました。
楽しんでいただけたら嬉しいです。
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では、素敵なボドゲライフを。
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