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「村の人生」の魅力③

ボドゲ楽しんますか? Sato39です。
年末は予定外が多くて大変ですね。

いよいよ「村の人生」最大の魅力に言及していきますよ!


【画期的な死去システム】

このゲームで最も特徴的なのは「死去システム」だろう。個人ボード周囲には人生トラックがあり、アイテムの製造や旅などの時間を消費するアクションを行った時にマーカーが時計回りに進む。このマーカーが12時の位置にある橋を越えた時、そのプレイヤーの最年長の家族が1人死去する。

ワーカープレイスメントのゲームは数多あるが、ワーカーが死ぬゲームはあまりない。非常に画期的なシステムと言えるだろう。単純に考えるとワーカーが1個減るためなるべく死なないようにマネージメントする必要があるが、実は死ぬことも悪いことばかりではない。

【村の歴史に名を刻む!】

家族が死去した場合、その家族が従事していた職業に対して功績が讃えられ村の名鑑に記録される。各職業毎に記録される項目が分けられており、最終得点計算時に名鑑に記録された人数により名声点が与えられる。

このため多くの家族を名鑑に載せたいところだが、各職業毎に定員が決まっておりオーバーした場合は共同墓地へ埋葬される。このシステムが非常に効いており、モタモタしていると他プレイヤーに定員を埋められてしまうという不安にいつも苛まれる。

つまりアクションを行うにはワーカーが必要であるので簡単に失うわけにはいかないが、一方で早く死んで村の名鑑に載りたい、というジレンマが発生し、これが実に悩ましく面白いのだ!

【ミサで運試しのバッグドロー!】

アクションスペースのコマを全て取るとラウンド終了となり、ミサが始まる。ミサではまず黒い袋から家族コマが4つ引かれ、引かれた家族コマは教会の入り口に近い部屋へ置かれる。この黒い袋には教会アクションで放り込まれたプレイヤーの家族コマの他に黒の修道士コマが含まれてる。いわゆる「ハズレ」である。

つまり教会アクションを手番で行なっていても、このバッグドローで引かれなければ教会に家族を派遣することができない。そして教会に再多数の家族を派遣しているプレイヤーは2名声点を獲得できる。毎ラウンド終了時に2名声点を獲得できるのは非常に美味しい。

じゃあ、全く運ゲーじゃん!

と言いたくなるが、実はこれには抜け道があり、コイン1枚を支払えば袋の中を覗いて家族コマを引いて良いのだ。つまりお金さえ払えば教会のミサに参加することができる。やはり世の中、お金なのだよw


いかがでしたか?
2011年の作品とはいえ、今でも全く色褪せない魅力がありますね。

ではまた。

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