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056: イスタンブールBIGBOX、ドーン歩き

突然「ドーン歩き研究会」なるものが開催されたので参加させていただいた。「ドーン歩き」と言っても「イスタンブール」と「ゴア」しかやってないのだがw。いつか「ジェノバの商人」と「ルイ14世」も遊んでみたい。

イスタンブールは名作として数多くのボードゲーマーに愛されているゲームだと思うが、今回はまず基本システムとしてドーン歩きについて調べてみた。BIGBOXに含まれる拡張を4人で遊んだので、それらについては今後、書いていこうと思う。


ゲーム概要

イスラムの商人となり、イスタンブールの街を助手を率いて練り歩き、布や果物といった商品を仕入れて売り捌きながらルビーを集めていく。誰かがルビーを5つ(人数、拡張込みなら6つ)集めたらゲーム終了。一番早くルビーを集めたプレイヤーの勝利となる。

「イスタンブール」は2014年ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門を受賞した名作。デザイナーは、リュディガー・ドーン(Rüdiger Dorn)。第1拡張「コーヒーとお恵みを」、第2拡張「書簡と証印」と2種類の拡張が発売済み。

これらをまとめたBIGBOXが海外で2018年に発売されており、日本語版もホビージャパンから2020年に発売されている。今回はこのBIGBOXを遊び尽くそうという会であった。

基本システムはリソースのマネジメント

バザーには16ヶ所の様々な店が立ち並ぶ。推奨セットアップもあるが、プレイ経験のあるゲーマー同士で遊ぶ場合は、もちろんランダムセットアップだ。4x4のお店を中央の噴水広場から移動していき、商品をかき集めてお金にしてルビーを獲得する。

最初に5つ(6つ)のルビーを集めたら勝利なので、一手の遅れが勝敗を分ける。他プレイヤーよりも早く効率の良いルートを見分けてお互いに邪魔しながらルビーを集める、シンプルなルールで駆け引きを楽しむことができる。

私は10歳の息子レオンとたまにiPadアプリで遊ぶのだが、簡単なルールなので息子も楽しく遊んでくれる。レオンのお気に入りは茶屋でのダイスギャンブルで運要素の強いゲーム展開になりがちだが、それもまた面白い。

「ドーン歩き」が面白い!

そして「ドーン歩き」って何?ということなのだが、ググってみると以下のサイトに辿り着いた。

円卓P:「ドーン歩きって何じゃね?」
Spooky:「ジェノバの商人」

これらのサイトによると「ドーン歩き」とは以下の特徴を持つシステムのことを指す。

ドーン歩きとは、マス目にチップを配置する時の特徴ある配置方法のこと。
1. 一筆書きで配置する事。
2. 配置するチップは、だるま落としのようにだんだん減っていく。
 初めの手持ちが5個なら、次のマス目が4、その次が3…と言うような。
 (元のマスに1個ずつ残していく)
3. チップが無くなるまで移動できる。

Spooky:「ジェノバの商人」より引用

まあ簡単に言うと「イスタンブール」での移動方法ですなw
このシステムについてリュディガー・ドーン自身にインタビューしている記事があるが、「ドーン歩き」と言っているのは日本人だけなのかもしれない。

かなり面白い移動方法で、ドーン氏が「ジェノヴァの商人」で思い付いたシステムのようだ。実際にイスタンブールを遊んでみると、先に移動した場所にまた戻りたくなるところにジレンマがあり、足枷をかけられているような感覚が何とも面白い。

今回、豊橋近辺に住む4人のイスタンブール好きが集まって「ドーン歩き研究会」を開催した。最初から拡張入りでいいだろう、ということでコーヒー拡張と書簡拡張を遊んだので、次回はコーヒー拡張について感想を述べたい。


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