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モダンアート(韓国版) 〜雰囲気最高なオークションゲーム〜

5人名作(迷作?)会のお次はモダンアート。なんだかクニツィア会みたいになってきたが、シリウスさんが韓国版(DiceTree Games版)を見たいとのことでお披露目していたら遊びたくなったのでプレイすることにw

BGGより引用

モダンアートは半年ぶり2回目になる。こんな名作をまだ2回目なのは勿体無い話だが、競りゲーなので5人の方が楽しいことや、他の競りゲーと比較すると純粋なオークションだけなのでやや敷居が高い気がして、なかなか遊ぶ機会を持てずにいた。

相場感が難しいゲームなのでボドゲ慣れしていない人には、ラーやメディチの方が楽しみやすいと思っているのだが、今回は古参のゲーマーばかりなので問題なし。

なお、前回の遊んだ様子は以下からどうぞ。
初めてのプレイ体験としては最高の感触だった。



韓国版はコンポーネントが豪華になっているだけでルールに変更はない、はず。どうして断言できないかと言うと、ルールブックが完全ハングルで全く読めないからだw
(よく見たら、英語ルールが付いてました。面倒で読んでませんがw)

モダンアートが最高に面白い競りゲーであることはもう説明が要らないと思うので、今回はコンポーネントについて言及しておきたい。

【テーマ画家】

韓国版は2種類のテーマが用意されており、実在する有名画家を採用していることが最大の魅力だろう。

<モダンアート>

Edouard Manet マネ
Paul Cezanne セザンヌ
Vincent van Gogh ゴッホ
Edvard Munch ムンク
Gustav Klimt クリムト

<ルネッサンスアート>

Jan van Eyck エイク
Giuseppe Arcimboldo アルチンボルド
Leonard da Vinci ダビンチ
Raffaello Sanzio ラファエロ
Sandro Botticelli ボッティチェリ

ちなみに私が所持しているのは第二版らしく、第一版には韓国の古典画家が収録されていたらしい。おそらく以下の画像がそれ。

BGGより引用

【メタルコイン】

シンプルなゲームだけにメタルコインの存在感は大きい。クニツィアの顔入りオリジナルコインはファンには堪らない!

6種類のメタルコインが同梱されており、それぞれに違う画家が描かれている。

【オークションハンマー】

ゲーム中に存在感を強く感じさせるのは木製のオークションハンマー。意外と大きな乾いた音が響くのは非常に気持ち良い。

「これを一度叩いてみたかったw」
とシリウスさんや他のプレイヤーも大喜び。

ただ慣れていないので、すぐに叩くのを忘れてしまうのはご愛嬌。
自分の手番ではなぜかドギマギしてしまうのだが、落ち着いてハンマープライスを宣言したいものだ。

【イーゼル】

現在オークションにかけられている作品を場に飾ると、非常に雰囲気があってよろしい。些細なことだが、これだけで非常に気分が高揚する。ただ手番プレイヤーは自分が何を出したのか見えにくいのが難点かw

プレイ記

今回も5人プレイ。
モダンアートはみんな知っているゲームなので、簡単にルールを確認してすぐにゲームスタート!インスト要らずなのは名作の証。

手札にムンクとセザンヌの絵画が多く回ってきたので、第1ラウンドではセザンヌの作品をダブルオークションに出して、まずまずの儲けを出すことができた。

相変わらず相場感が難しく、どの程度の金額まで出して購入すれば良いか分からないゲームなのだが他の慣れたプレイヤーたちを見ていると、どうもその絵画をラウンド終了時に売った際に得られる金額の半額までは適正、という判断をしているようだ。

これは私の直感なので正しいかどうか分からないのだが、少なくとも今回のセッションでは、そのあたりの相場を意識すれば良いと感じられた。

最終ラウンドまではその感覚で、あまり無理に購入はせず、ただ全く買わないのもつまらないので1〜2枚は買うように心がけてプレイ。そして最終ラウンドはムンクが人気となった。

ここはチャンスとみて、ムンクの「叫び」を含むダブルオークションで勝負!

「さあさあ、本日の目玉作品だよ!
『ムンクの叫び』!
しかも今回は2枚セットでどうですか!」

私は声高らかに他のプレイヤーを煽ると、2枚の絵画をイーゼルに乗せた。

これが予想以上に他のプレイヤーたちの心を掴み、どんどん競り上がっていくw
適正と思っていた半額の値段を余裕で超して大儲け間違いなし!

もうワクワクが止まらない!
競っているプレイヤーたちはどんどん「叫び」と同じ悲痛な顔😱になっていき、私は笑いが止まらなかった😆

結局、最後に大儲けした私の勝利でゲーム終了。
何が皆をそこまで駆り立てたのか分からないが、とても楽しいセッションだった。やはりモダンアートは最高のゲームだなぁ。

総評

今回の満足度:10点(10点満点)

やはりモダンアートは最高なのである。
ルールは非常にシンプルで競りを繰り返していくだけなのだが、ラウンド毎に変化していく作品の価値を見極めながら、手札のカードをどのように売り捌いていくか、またどの作品を購入して儲けを出すのか、といったことを他のプレイヤーと駆け引きをしながら考えていくのは至高の時間と言える。

またシリウスさんが絵画に詳しく、オークションに出された作品を逐一説明してくれるのも非常に雰囲気があって楽しかった。そういう意味で実在の有名画家をモチーフにした韓国版はとても没入感のある素晴らしいバージョンだと思う。

最初にも述べたが、他のクニツィアの競りゲーと比べるとやや難易度は高い気もするが、ゲーマーが4〜5人揃ったらぜひプレイしたい作品なのだ。


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