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時は金なり

"時は金なり"

初めて聞いたのがいつだか定かではないが、
1番古い記憶は中学時代の担任に言われた時だった。
たしか中学3年に進級した4月頃だ。

半年後、模試の学年平均点が市内で ぶっちぎりの最下位だったときに
学年集会で怒鳴りながら叫んでいたのも覚えている。
「時は金なり! Time is moneyだー!」

当時の自分は、「とりあえず勉強しろってことだな」
ぐらいにしか考えていなかった。

中学以降の学校も厳しい校風ではなかったので
時間の使い方は自由度が高かったと思う。
興味の赴くまま、その対象に時間を費やしていく。

なんて贅沢な時間の使い方だったんだろう。

仕事に就けば、どこからともなく仕事が際限なくやってきて、
おまけに締め切りまでついている。
私生活でも、家族のため友達のために時間を割くことが増えていく。

人生が進むにつれて、自由に使える時間には少しずつ制約が加わり、
いつの間にか「自分のための時間は作りだすもの」になっていく。

ある程度 生きてきた今は、
時間の価値に関して昔よりも意識するようになった。

学生時代の自分に「時間の価値に早く気がついて」と言いたい。

その一方で、時間の価値を気にせず好きに使うというのは
「人生で最高の贅沢かもしれない」と考えると
何も言わずに甘やかしてあげたいと思う自分もいる。

sato

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