ラベルレス コカコーラ【コラム】
スーパーでペットボトルに入った黒い液体が目に飛び込んできました。横一列に20本ぐらい並んでいましたので、遠くから見たときは、「お好み焼きソース?」と思いましたが、近くに行くとコカコーラだとわかりました。
エコでとても良いと思いましたが、赤いラベルが巻かれているからこそ、「コーラが飲みたい。」となるのだと実感しました。
ラベルの役割はとても大きいのです。パブロフの犬のように、ラベルを見たらコカコーラを飲みたくなるのです。また飲んでいる最中もラベルからの情報でおいしさが増してきます。
さて、ラベルレスですが、エコ的にはとても良いことだと頭でわかります。価格もラベル分安くなるので、業務用やコップに入れてお出しする分には影響がないと思います。が、少量で自分自身が楽しむ分にはどうなのでしょうか?ワクワクした楽しみが減ってしまうようなちょっと複雑な気分です。
ラベルはコンセプトや世界観をお客様に伝える役割と、美味しかった経験を思い出させる役割があってブランド形成には非常に重要な要素です。
クライアントからラベルレスの相談されたら、どのようにアドバイスしようかな?と考え込んでしまいました。ラベルレスにするには勇気がいりますね。が、しかし、コカコーラぐらい強力なブランドとなると、ラベルレスになってもお客様の支持は変わらず、それどころかエコでさらにファンを増やすことができるのでしょう。
ラベルがなくても売上が落ちないくらい強力なブランドを築きたいですね。
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