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子ども向けとあなどれなかったサンリオピューロランド・ショー

こんにちは、さちこです。普段は、外国の方に第二言語としての日本語を教えています。どうぞよろしくお願いします。

サンリオの株主優待では、サンリオピューロランド・ハーモニーランドの共通優待券(=入場券)が届くのだそう。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/8136/ir_material8/191626/00.pdf

なぜそんなことを知ったかというと、
サンリオピューロランドの優待券を友人からいただいたからである。
有り難くいただいたものの、白状すると
「もうそんな歳でもないしなあ、どうしよう」とも思った。
キティちゃんやPatty&Jimmyのグッズを集めて喜んでいた幼き頃の私であれば、
めちゃくちゃ喜んだであろう。
当時はピューロランドのピュの字すらまだ開園していなかった。残念だ。

行こうか行くまいか迷ったが、先日行った。そして、折角だからと、
歌舞伎とコラボしたというショーを見てみた。

歌舞伎座と繋ぐ演出で坂東巳之助さんが登場したり、
キティ達の衣装やメイクというか隈取、小道具も、
これまでに何度か観劇した歌舞伎を模していて、
可愛くもあり、着物好きとしては、眺めているだけで気分が上がった。

ストーリーは子供向けなので、単純なものだ。
(ネタバレになるので言わないでおきます)
ただ、子どもだけでなく、その子らを連れてきた親御さんも、
ディズニーランド同様にキャラクターのカチューシャをつけて楽しそうな女子グループや若いカップルも、
皆、惹き込まれるような表情をして舞台を見ていて、退屈している様子はない。
キラキラとした瞳で手拍子をとったり、とにかく明るい表情だ。
わたしもその一人だった。
(瞳はダイアモンドではなかったと思うが)
元気をもらった気がした。

そして、キティ達キャラクターは、このショーのストーリーの中では、
子どもの投影なのだと思った。
なんでもやりたがる子、男の子ぶる子、悪ぶる子、優しいけど(から?)言い負かされる子。すぐ信じる、すぐ怒る、自分が知らないモノを怖れる。
でも、自分がしたことが間違っていたと気づくと、すぐに謝り、仲良くできる。
大人のように、後を引いたり、仲違いしたりしない。
あっという間に仲直りだ。

心理学の本だったか教育学の本だったかで、
そんな風に喧嘩をしてもすぐに仲直りできたり、
喧嘩している子同士の仲裁を、周りの子がよってたかって出来るのは、
幼稚園ぐらいの歳になるまでの子供の特徴だと読んだことを思い出した。

一体いつから、後を引いたり、仲違いを続けることを覚えるのだろうか、
誰からそんなことを教わるのだろうか。
そんなことを知る前のままでいたかったなあ。

サンリオピューロランド・ショーで繰り広げられるストーリーを、
子供向けで単純だと大人が笑えないのは、
失ってしまった子供の心、無垢を見せられ、心が洗われ、
元気をもらえるからかもしれない。知らんけど。

(お読みくださり、ありがとうございました)

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