見出し画像

対象→六門→識→受→想→尋→行

原始仏教が説明する認識のプロセス。
対象と六門(五感+意門(頭の中のイメージや思考を捕える感覚器官があるとブッダは説いている。))と識(認識する作用)が触れ合って受(感受作用)が生まれる。感受した内容から、概念やイメージが想起される。これが「想」。そしてより深く対象にフォーカスし(尋)、対象がなんであるかを知る。カラスの声を聞いたなら、「想」の段階で、「音」と分かり、「尋」の段階で、「カラスの声」だと分かる。そして「カラス嫌だなあ・・・」といった業を出力する(行)。
サティを入れることによって悪業の出力を止めることが出来る。
怒ったら「怒り」とサティを入れ、怒りを止める。それ以上、怒りが続かない。怒って妄想しているその妄想の後続切断を行う。
「サティを入れる」とは「今の現実に客観的に意識的に気づく。気づいてラベリングする。」ということ。
思考の後続切断。妄想の後続切断。なるべく早い段階でサティを入れる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?