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僕らの秘密基地,NANZUKAギャラリー。 ジョナサン・チャップリン展

渋谷のヒカリエの足元。
そこにNANZUKAギャラリーがあります。

看板も控えめだし,そこは地下二階。
秘密基地のようなワクワク感があります。

現在開催中のジョナサン・チャップリン展。
こんな作品です。

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1987年生まれ,NYで活躍する若手アーティストですが,昨今注目が集まっています。

今回の展示でも昨日段階で全て売り切れ。
価格は$30,000前後です。
注目度の高さが伺えます。

コンピュータ上でモデルを組み立て,
それを絵画,彫刻に落とし込んで行きます。
この手法は,古典的な絵画の作成手法を否定しているようにも思われます。つまり,古典的な作家は「目」でみたスケッチから物語を組み立てるのに対して,ジョナサンはコンピューター上で人体のパーツや光の当たり方をシミュレートする方法をとっています。
さて,ここで面白いのは,ジョナサンは実は古典的な手法を否定しているのではなく,再解釈をしているというところ。
下の作品はなんとなく宗教画のようにも見えませんか。あるいはドラクロワの民衆を導く自由の女神のような作品にも見えます。

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古典の作品も現代の作家を通してみると,
また新しい楽しみ方があるかもしれません。

NANZUKA
東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB2F
2020年1月31日 - 3月1日
火曜 - 日曜 / 11:00 - 19:00
(月曜は定休)
https://nug.jp/ja


こつこつ更新します。 こつこつ更新しますので。