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『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』をみた感想

子供の寝かしつけの後は、完結済のアニメの視聴が楽しみの我が家。
(リアルタイムだと、1週間前の話を覚えてられないんですよ、ホント。)
今回は『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を見たので、気に入った所を書こうと思います。印象的だった所のみのピンポイントな内容になります。ネタバレもあります。

視聴前

秋ごろからプリヤ、Re:ゼロと見てきた我が家。
原作(ベースの世界観)を知らないやつを見てみようと思い、
 プリンセス・プリンシパル
 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
 宇宙よりも遠い場所
 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
の選択肢からこの作品に決定。

全員

妻は「可愛い女の子が歌って踊ってるのがいい、ファンタジーは名前は覚えるの大変」と言い、私は「クラスメートが切磋琢磨するのに、実際はお互いがライバルでバトルあり…?」
程度の前情報で突入。ネタバレ避ける派です。
1クールの作品なので、急ぎ足な部分もありつつも要所やお約束(王道)を抑えていて楽しかったです。

全体を通して

1話の時点でキリンの「分かります」が全く分からないのに癖になりました。
説明は最小限でも、特段分からなくて悩む設定はありませんでしたね。雰囲気でOK。
我が家的には華恋とひかりちゃんがミリシタの可奈と最上ちゃんに見えてくる悩みが発生。
序盤は、まひるちゃんのストレスゲージにハラハラしつつ、女の子たちの寮生活という環境にほっこり。
中盤まさかのバナナちゃんラスボス化に衝撃をうけ、この頃には「スタァライトしちゃいます!」という台詞に違和感が無くなりました。
終盤は、真矢クロに涙していました。あと、約束タワーブリッジという衝撃の絵力、と賽の河原モードに追い込まれるひかりちゃん。あの振り子ハンマー、衝撃で死ねますよね…?

限られた話数の中で、キャラクターの心境をしっかり描き切ったと思います。
9人の主要キャラが出ますが、1人1話ではなく、相部屋や関係性ごとに話数を消化しており、全員掘り下げられていましたね。ばっちり感情移入できました。

真矢&クロディーヌに刮目

クラスの主席、隙の無い実力者として描かれる真矢と、努力型の次席として描かれるクロディーヌ。終盤に来るまでは、それぞれの戦いや寮内での級友との交流が描かれましたが、タッグマッチからの2人の時間でこの物語の全てを持って行った感まであります。

その前段の自主練のストレッチ(ポーズ?)中に、真矢のお腹に顔を当てながら過去話を始めるクロディーヌ。アナタ、なんてところで語り始めるのでしょう。思えばこの時点で濃厚だった。タッグマッチでも当然のように主席&次席ペアが成立。お互いの実力を信じ、2人の語り合いも挿入される序盤戦は見ごたえ抜群でした。
残念ながら華恋がクロディーヌを打ち破り勝負が決したのですが、ここで生まれた私的本作のベストシーン。
「天堂真矢は負けてない!誰にも」
…もう、突き刺さりましたね。真矢を越えんと追いかけてきた、故に真矢の力を誰よりも知っているクロディーヌから吐き出された叫び。
しかも、真矢はフランス語で返してきました。クロディーヌの気持ちを汲みつつ、勝者と結果を認めつつ、2人だけの会話で「泣き顔も可愛いですよ…私のクロディーヌ」!

真矢さん、フランス語出来たんですね。…ではなく!!
二人の情熱、追うもの追われるものという立場を超越した信頼。濃厚なシーンでした。
なんだかもう、『生まれ変わってもあなたを選ぶわ』みたいな謎モノローグが脳内で流れました。

素敵な関係性が沢山

他にも、お互いを大切にしている仲間が沢山いました。女子寮生活良いですねぇ。

しあわせな華恋との生活が変わってしまいストレスゲージが目に見えて溜っていったまひるちゃんは、最終的に華恋とひかりちゃん両方を面倒見る素敵な子に。お姉さんだなぁ。掃除を理由に2人を外出させたところに心の成長を感じます。

薫子と双葉の主従風味が切磋琢磨するコンビに成長していくのも素敵ですが、そこを踏まえた追われるものコンビ真矢(←クロディーヌ)と薫子(←双葉)も良かったです。
真矢と薫子のお風呂シーンでの位置関係、並ぶでもなく正面でもなくという距離感が好きでした。
双葉とクロディーヌがそれぞれの目標の為に努力をしている「動」と,会話が中心の真矢&薫子の「静」が好対照。華恋とひかりちゃんほどの掘り下げではないけど妄想の余地が多い4人です。

みんなのバナナから裏ボス、そして後半は純那の前だけは幼くなる(ように見える)バナナとジュンジュンの関係も優しい雰囲気でした。人のために動ける2人でしたね。

みんな素敵だったなぁ。きらめいてました。

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