L3ハリスがTDLとAerojet Rocketdyneの買収で第3四半期は16%の成長
L3ハリスの宇宙・航空システム部門と通信システム部門は2023年第3四半期に収益において成長を実現しました。
L3Harris の全社的な収益は、エアロジェット・ロケットダイン(AR)や L3Harris が Viasat から買収したタクティカル・データ・リンク事業などの買収により、第 3 四半期は前年同期比で 16%増加しました。買収の影響を除いた既存事業売上高は前年同期比3%増となりました。
これはL3ハリスにとって5四半期連続の増収となります。受注残は320億ドルで、前年同期比49%増。これは継続的な需要と国家安全保障に焦点を当てた買収によるものとなります。
衛星端末を含む通信システム部門は、主にタクティカル・データ・リンクスの買収により、前年同期比18%の増収となりました。L3Harrisはまた、需要増と電子部品の稼働率向上により、戦術通信の国内販売台数が増加したことも報告しました。既存事業ベースでは前年比8%の増収となりました。
宇宙・航空システム部門の売上高は前年同期比6%増となりましたが、これは主に、継続的な高い需要と記録的な受注残に牽引された宇宙およびインテリジェンス&サイバー事業の新規プログラム立ち上げによるものとなっています。
L3ハリスはまた、ARが8月から9月にかけて4億5,500万ドルの売上を計上したことも報告しました。買収は7月28日に完了しています。
同社は、ARを除いた基本ガイダンスを変更することなく、AR社の売上を組み入れるために2023年ガイダンスを更新しました。同社は現在、192億ドルから194億ドルの売上高を見込んでおり、事前のガイダンスの180億ドルから183億ドルから増加しています。
クリストファー・クバシク最高経営責任者(CEO)は投資家向けの書簡の中で、ARの製品に対する需要は高まっており、同社はARのいくつかのプログラムのうち、予定より遅れているものの業績を安定させ、強化することに注力していると述べています。
「我々は、L3Harrisの標準的なツール、プロセス、グローバル・オペレーション・リソースを活用し、ARのポートフォリオ全体で継続的な改善を推進していきます。この努力の基礎にあるのは、国防生産法の資金を活用した近代化計画であり、長期的な成長を支える能力と効率を向上させるものです。」とクバシク氏はコメントしています。
【原文へ】L3Harris Posts 16% Growth in Q3 With TDL and Aerojet Rocketdyne Acquisitions
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