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L3Harrisが地理空間データ解析ソフトウェア事業を NV5 Global に売却

L3Harris Technologiesは、Visual Information Solutions(VIS)の商用地理空間技術およびソフトウェア事業を、エンジニアリングサービス会社のNV5 Globalに売却します。

NV5社は12月22日に買収を発表したが、買収金額は明らかにしていません。この買収はすべて現金で行われます。この取引は規制当局の承認が必要で、2023年前半に完了する見込みです。

VISは従業員150人の企業で、衛星画像やデータを解析して地理空間ソリューションを実現するソフトウエアを販売しています。これには、画像処理・解析の地理空間業界標準であるENVI、SARscape、IDL、Jagwire、Amplify、Heliosが含まれます。NV5は、地理空間データ解析、画像処理、リアルタイム気象モニタリング、状況認識に関する16件の米国特許を取得すると発表しています。

NV5の会長兼CEOであるDickerson Wright氏は、「この買収により、地理空間データソリューションの国内トッププロバイダーとしての当社の地位は確固たるものとなり、NV5の定額制商用地理空間ソフトウェアアプリケーションのスイートはさらに拡充されます」と述べています。「この事業は、NV5が従来から注力している地理空間分野とよく合致しています。買収した事業の収益の大部分は、公共部門の環境・防衛、公益事業、エネルギー、インフラ、ヘルスケアなど、歴史的に金利変動の影響を受けない分野から得られています。」

Wright氏は、同社の地理空間グループが現在VISのソフトウェア・アプリケーションを使用しており、2023年には現在のプラットフォームとのクロスセルの機会があると予想している、と付け加えています。

L3Harrisは、過去1年間に多くの売却と買収を経験しています。エンジン・ロケットメーカーのAerojet Rocketdyneを買収する47億ドルの取引を発表したばかりで、Viasatの戦術データリンク製品群の買収も間もなく完了する予定です。2022年初め、L3Harrisは宇宙・ナビゲーション事業をEmcore Corp.に500万ドルで売却しています。

【原文へ】" L3Harris Divests Geospatial Data Analytics Software Business to NV5 Global "

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