見出し画像

Synspectiveがグアテマラでの防災に関するSaaS形式の地盤変動モニタリングサービスの実証事業を開始

日本の衛星企業のSynspectiveが、グアテマラで防災管理システム(SaaSによる地盤変動モニタリングサービス)のデモンストレーションを始めました。Synspecitveは、国際協力機構 (JICA) と共同で、このパイロットプロジェクトに取り組んでいます。

株式会社Synspective・・・小型SAR衛星を開発、運用し、衛星データを提供するとともに、衛星データを活用したソリューションサービスを提供する日本の企業。 内閣府「ImPACT」プログラムの成果を応用した独⾃の⼩型合成開口レーダー衛星を開発し、観測したデータを販売している。

Synspectiveは「Synthetic Aperture Radar(SAR)」の画像から得られた解析結果をSaaS形式でWEB経由にてグアテマラ政府へ提供する。同社は、地震による地盤沈下や地すべりを観測できる 「Land Displacement Monitoring (LDM) 」 サービスをテストしています。同社によると、グアテマラシティでは調査業務に貢献したり、潜在的なリスクを発見したりするために使用されて行く予定とのこと。このデモは2021年8月に始まり、2022年1月まで続く見込みです。

「LDMを利用することで、避難災害を特定し、建物や住宅の倒壊を防ぎ、金銭的な損失を防ぐとともに、住民を守ることができます。また、SAR衛星の解析結果を活用したプラットフォームサービスを導入することで、継続的な利用による災害監視や予防保全にもつながります。」と、Synspectiveはニュースリリースで述べています。

同社はまた、このユースケースは地震の影響が懸念される日本にも今後適用していくと述べています。

【原文へ】"Synspective Starts SAR Demo in Guatemala for Disaster Prevention"

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?