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ExxonMobile社がScepter社と共同でメタン観測衛星コンステレーションを開発

ExxonMobileは、Scepterと共同で、メタンガスの排出を検知するための衛星技術の導入を進めています。両社は12月13日、衛星ネットワークを設計し、Scepter社が2023年から衛星を展開する計画を発表しました。

ExxonMobile・・・1863年設立のスタンダード・オイル等を起源として、1999年に設立された総合エネルギー企業である。アメリカ合衆国テキサス州に本社を置く石油メジャー最大手であり、スーパーメジャーと呼ばれる6社の内の一社である。

Wikipedia

ExxonMobileとScepterは、米国南西部のパーミアン盆地にあるExxonMobileの事業所から排出されるメタンガスを監視する予定です。その後、3年間で24機以上の衛星を導入し、世界中の操業を監視できるコンステレーションネットワークを構築する予定です。

Scepterは、2016年に設立されたサンフランシスコを拠点とするAIおよび大気データ分析の企業です。同社は、地上、空中、低軌道(LEO)衛星ベースのセンサーを使用して、垂直方向の気柱を測定し、大気の質をリアルタイムで監視し、影響を与えるアプローチで特許を取得しています。Scepterは6月、L37 VenturesとTable Rockの主導により、総額約500万ドルのシード資金調達ラウンドを終了しました。

これは、GHGSatによるフィールドテストを行っている大手エネルギー企業のExxonMobileから、衛星技術に対する信頼を得たものです。ExxonMobileは、Scepterとのコラボレーションは、2030年までにパーミアン盆地で運営する資産からの温室効果ガス排出量を正味ゼロにするという目標に沿ったものであると述べています。

ExxonMobileの上級副社長であるBart Cahir氏は「このコラボレーションにより、複数の業界が世界中のメタン排出源をリアルタイムで特定し、漏出の修理や緩和策を迅速に展開することが可能になります。」と述べています。

【原文へ】" ExxonMobile to Work With Scepter on Methane-Monitoring Satellite Constellation "
【写真】ExxonMobile operations in the Delaware Basin, part of the greater Permian Basin. Photo: ExxonMobile

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