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iRocket社が再使用ロケットエンジン開発でAFWERXの資金を獲得

米宇宙軍は、再使用可能なロケットエンジンを開発するためのフェーズII SBIR契約で、iRocketに180万ドルの追加資金を授与しました。iRocket社(Innovative Rocket Technologies Inc.)は、頻繁な再利用を目的としたShockwaveロケットを開発しています。

この賞は、空軍の技術革新部門であるAFWERXを通じて資金提供されます。これは2020年7月のフェーズII SBIR契約から続く戦術的資金増加(TACFI)です。同社によると、このエンジンは、Shockwaveロケットがフェアリングを含む第1段と第2段の両方を着陸させることを可能にし、すぐに再利用できるように設計されています。

新しい契約により、iRocketは、液体酸素(LOX)とメタン燃料の組み合わせで動作する推力35,000ポンドの再利用可能なエンジンを実証するために、120〜180秒間の全耐久静止燃焼試験を実施する予定です。

「この契約延長は、我々の技術が国家安全保障ミッションにもたらす価値を明確に裏付けるものだと考えています。AFWERXの使命は、宇宙軍がiRocketのような民間企業から生まれるイノベーションの恩恵を受けるのを助けることです。我々のロケットは、より低い打ち上げコストと、軌道への資産提供における運用テンポの向上というニーズに応えるものです。」とiRocketの創設者兼CEOのアサド・マリク氏は語っています。

同社は2027年後半に最初のロケットを打ち上げる予定で計画しています。

【原文へ】iRocket Wins AFWERX Funding for Reusable Rocket Engine Development

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