Euroconsultが2021年に記録的な政府の宇宙投資を報告

パンデミックの影響が続いているにもかかわらず、世界各国の政府は2021年にこれまで以上に宇宙プログラムに資金を投じたと、Euroconsult社（宇宙市場に特化した大手グローバルコンサルティング会社）が報告しています。

コンサルティング会社が1月6日に発表した「政府の宇宙プログラム」市場レポートによると、宇宙分野では2021年に記録的な政府投資が行われ、2020年と比較して8％増の総額920億ドル以上に達したという結果が出ています。この成長の主な要因は、宇宙先進国の宇宙プログラムと、地政学的な対立による宇宙の軍事化です。

「地政学的な緊張、宇宙先進国間の競争の激化、究極の高みとしての宇宙の価値が宇宙の軍事化を促進し、指導者たちは防衛用宇宙資産や技術への投資を増やしている。」とEuroconsult社はこの傾向を説明しています。

民間の宇宙予算は、2021年に530億ドルとなり、宇宙予算全体の58％を占めます。これは、2021年に390億ドルの予算を獲得した防衛よりも大きな割合を占めています。

米国は政府の宇宙予算で世界をリードしており、2021年に546億ドルの投資を行い、中国が103億ドル、日本が42億ドル、フランスが約40億ドルで続いています。ロシア、欧州連合、ドイツ、インド、イタリア、イギリスと続きます。

Euroconsult社は、政府の宇宙開発費総額が2030年までに1,150億ドルに達すると予測しています。

【原文へ】" Euroconsult Reports Record Government Space Investment in 2021 "