活動がつづかない私がボランティアに行って気づいたこと

カウンセリングに通い、精神科で薬をもらって、友達と以前よりも会うようになって、大分精神が戻ってきたというか、以前の調子に戻ってきた気がする。1日中死にたいと思うこともなくなったし、ボランティアに参加しようと思うくらいには興味関心が戻ってきた。(一番精神がどん底にあったときは本当に何もする気が起きなかった)

そこで、そろそろ就活のことを考えなければならない。いや、就活というより自分のやりたいことか。

就活で自分の頑張ってきたことがなさすぎて、自分の存在意義を失い、自殺願望を持つようになったため、精神科から就活は一旦お休みしましょうとい言われていた。別にそれまで就活らしい就活をしていたわけではなかったが、考えすぎるとループにはまるのでそう言われたのだろう。

精神が少し戻ってきて、改めて自分のやりたいことを考えると、私にはやりたいことが何もないな、と気づく。

小さいころから、圧倒的な不安感と共に生きてきた。

今勉強を頑張って、いい高校に行かなければ、今勉強を頑張って、いい大学に行かなければ。自分のやりたいことなんか、一寸も考える暇もなくただ勉強だけをしてきた。

部活も、アルバイトも、勉強の妨げになるから、と避けてきた。だから、バスケが好き、とか、音楽をずっとやってきた、とか、そういうものがまるでない。

人が部活や趣味に熱中した時間をまるまる私はテスト勉強に使ってきた。

いま私の手元にあるものは、学年一桁のテスト結果だけ。こんなものはなにも役に立たない。

精神がもとに戻って、春休みも残り2週間弱。時間がかかったが、やっと自分のことを考えられるまでになった。だからこそ、自分には何もないと気付く。

何がやりたいのかわからない。

文化祭みたいの雰囲気が好きで、大学1年生のときにはそんな感じのイベントサークルにはいっていたが、虚無感があってやめた。そもそも大学の授業が一番楽しいので、授業を切ることが無理な時点で無理であった。

私は、人の顔色をすぐに気にしてしまう。

他人が楽しくないかな、と思う空間が本当に無理である。

そのイベントサークルをやめたのだって、待機時間が長くて、こんな暇でみんなはどう思っているんだろう、という気持ちからだし、そもそも外部に発信していても学生の出し物なんて誰が見たいんだ、という気持ちからだ。というか私は学生の出し物が嫌いなのかもしれない。まじでなんではいった。確かに、文化祭の雰囲気は好きだが、クラスの劇とかを他の人と見ると考えただけで悪寒が走る。映画館で寒いギャグを大スクリーンで見せられた時のような気まずさだ。そうだ、私は気まずいのが苦手なのだ。

高校生のときだって、部活の説明会で部室を自由に見学していいよと言われたら、雰囲気にいたたまれなくなって、新入生をみんな帰らせたら怒られた。だって、部室に新入生がいても手持ち無沙汰だろう。嫌な気分でいるくらいなら、帰った方がいいのではないかという気持ちからだ。

動物園も水族館も苦手だ。動物たちは、動物園で生きていて楽しいのか。人に四六時中監視されて、狭い檻から一生出られない。飼育員さんから餌をもらってうれしそうですね~なんて、本当にそうなのか?その人生でいいのかわからず、動物、水族たちの気持ちになると耐えられない。

ボランティアだってそうだ。ボランティアをやっている人たちの気持ちがわからない。交通費も、謝礼もでず自分の体を動かしていて楽しいのか。全く理解ができなかった。

しかし、以前に活動してわかった。

仲間がいるから楽しいのだ。

なにも、ゴミ拾いが楽しいのではない。いや、いっぱい取れたとか達成感はあるかもしれないが、その活動自体が重要なのではなくて、交流があるからみんな続いているのだ。

顔をあわせて、喋りながら。最近どうか、久しぶり。と、友達がいるから続く。多分イベントサークルも、友達がいるから楽しいだろう。待機時間だって、友達と話してたらまあ楽しいだろう。

動物園のくまやライオンだって、たった1匹だったら悲しいのかもしれない。

やっぱり前のボランティアはでてよかった。解決した。

友達ができれば楽しい。

しかし私は友達が作れないので、活動「自体」に楽しさを求めようとする。辛いことだって、仲間がいればある程度は乗り切れる。やめたバイト先だって、ずっと続いている人はバイト先に気軽に話せる人がいるからだ。

友達がいれば楽しい。シンプルだ。とりあえず私がいましなければならないことはコミュニケーション能力を磨くことか?どうやって?

友達を作る方法、次カウンセリングに行ったらそれを相談してみようかと思う。

やりたいことも、やりたいことというより、自分と気の合う人ができそうな場を探したほうが……ほうが……あるのか……?

なさそうだが、まあぼちぼち探すしかない。


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