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7つの習慣と自叙伝

第5の習慣:理解してから理解される

教員は「自叙伝的な聴き方」が多い
どんな場面においてもだ

人はどのように人の話を聞いているのでしょう
上の空で聞いてる
聞いているふりをしている
表面的な言葉だけ聞いている
自分の興味のあることだけを選択的に聞いている
自己中心的に聞いている

コヴィー博士は こうした聞き方を
「自叙伝的な聞き方」と呼んでいる

自分の過去の経験を基に
いわば「自叙伝」を相手の話に重ねてしまうという人の行動傾向を
4つのパターンに整理した

①評価する
同意するか 反対するか
(良いか悪いか 正しいか間違っているか)
②探る
自分の視点から質問する
(相手の気づきを促す質問ではなく 自分が相手に言わせたいこと 明らかにしたいことを質問する)
③助言する
自分の経験から助言する
(自分の価値観から見て正しいと思うことを相手に伝える)
④解釈する
自分の動機や行動を基にして相手の動機や行動を説明する

教員はとにかくどれもやってしまうことが非常に多い授業中も生徒指導中も保護者と話している時も
前回 書いている通り 自らの答えは 自らしか持ち合わせないのに

この4つは,どんな場面でもいけないわけではないが
傾聴すべき場面では 自叙伝的反応は極力控える必要がある

まずは聴くである 傾聴である

傾聴時には
相手は理解してほしいという欲求が強い

そのような場面で
①評価すること ②探ることも ③助言すること ④解釈すること はいずれも相手の欲求を満たす行動に値しない

むしろ
相手は警戒心を持ち
心を閉ざす

こうなっては
良好なコミュニケーションは難しい

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