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鬼滅から学ぶ 第五話 己の鋼

手鬼の手を握り
「悲しい匂い。神様、どうか……この人が今度生まれて来る時は、鬼になんて、なりませんように」(炭治郎)

人 = 鬼
炭治郎には 禰󠄀豆子という存在からはもちろん
この概念がもともとある
鬼になりたくてなっているわけではない
さまざまな悲しみや時の流れで
鬼という存在になり 人を襲うようになっただけ
その悲しみに剣を振るっているのが
鬼殺隊なのだと
炭治郎は思っているのだろうか

どの鬼にも 情を持ち
匂いから 心情を感じ取り やさしさを与える

どのような生命にも 情を持ち
心から幸せになってほしいと願い 行動する
それが本当の生き方
やさしさなのだろう

そのことはいずれ 自分に返ってくる
見返りを求めてはいけない
その一瞬一瞬に 他者の幸せや笑顔のために
どう行動するかなのだろう

禰󠄀豆子と抱き合い
「お前なんで急に寝るんだよ。ずっと起きないでさ。死ぬかと思っただろうが。」(炭治郎)

炭治郎と禰󠄀豆子を抱きしめて
「よく、生きて戻った」(鱗滝)

この鱗滝の言葉は
2人にかけた言葉なのだろう

目覚めた禰󠄀豆子
最終選別から戻った炭治郎

生きること
死を知った上で生きること

このことを 思い知らされる

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